ムジュ郡は、単なる住居の清掃にとどまらず、孤独死の予防や情緒ケアまでつなげる生活密着型の福祉事業を拡大する。
郡は14日、11月までに地域内の低所得の独居高齢者約200世帯を対象に「2026年独居高齢者ホームクリーニング事業」を実施すると発表した。この事業は居住環境の改善と感染症予防を同時に行う現場型の福祉施策で、脆弱な高齢者の生活の安全網強化を目的としている。
特に、防疫や一回限りの清掃支援にとどまらず、繰り返し訪問して生活環境を管理し、安否確認まで行う点が既存の事業と異なる。郡は対象世帯に年3回訪問し、環境配慮型の消毒剤を使った室内防疫や害虫駆除サービスを提供する計画だ。
台所の冷蔵庫の整理や換気フードのフィルター清掃、室内整理や廃棄物処理も同時に行い、呼吸器や皮膚の疾患を引き起こす要因を事前に排除する。高齢の独居者では自分で衛生管理が難しいケースが多く、今回の事業は健康管理や情緒の安定にも実効性があると見込まれている。
訪問時には安否確認も行い、単なる清掃支援を超えて社会的孤立の高リスク者を早期に見守り、危機兆候を点検して福祉と連携する機能を果たす狙いだ。地域の福祉現場では、高齢の単身世帯の増加に伴い孤独死予防体制の重要性が増しており、生活現場を重視した訪問型福祉の役割が一段と重要になっているとの指摘がある。
ムジュ郡庁 社会福祉課 老人福祉チーム長のパク・ウンジョンは「身体的・経済的な困難で自分で居住環境を管理できない高齢者を支援するための事業だ。清潔な生活環境を整えるだけでなく、抑うつ感の軽減や生活の質の向上にもつながるよう、きめ細かく支援する」と語った。さらに「訪問時に安否確認も行い、綿密な福祉の安全網を構築する」と述べた。
ムジュ郡は統合ケアの居住環境改善支援や高齢者向けの個別ケアサービス、入浴・理美容費の支援、低所得在宅高齢者への無料給食事業など、脆弱な高齢者向けの生活密着型福祉事業を引き続き拡大する方針だ。