
金正恩、最新型駆逐艦のミサイル試験発射を再び視察
就役を控えた新型駆逐艦から行われた戦略巡航ミサイルの試験発射を金正恩国務委員長が再び視察し、軍事的緊張が高まっている。

朝鮮中央通信は11日の報道で、5000トン級駆逐艦「チェヒョン艦」から前日に戦略巡航ミサイルの試験発射が行われたと伝えた。北朝鮮メディアは、金正恩が状況室と見られる場所で発射の様子を見守る写真も公開した。

金珠愛と共に発射試験視察
今回の試験で注目されたのは、金正恩委員長の娘、金珠愛が同行した点だ。金正恩は4日に同じ駆逐艦で行われた巡航ミサイルの試験発射も視察したが、その時は金珠愛は同行していなかった。
朝鮮中央通信によれば、今回発射されたミサイルは西海上空の飛行軌道に沿って約2時間48分間飛行した後、島にある目標を打撃したという。公開された写真には駆逐艦からミサイルが連続発射される様子が写っている。

射程最大2500kmの可能性分析
専門家は、今回の巡航ミサイルの射程が相当長いと見ている。梁武進・北朝鮮大学院大学特任教授は、飛行時間などを踏まえると射程は約2000〜2500kmに達する可能性があると分析する。
この場合、北朝鮮から発射された巡航ミサイルが日本にある米軍基地まで届く範囲に入る可能性があるとの指摘がある。

韓米連合訓練を狙ったメッセージの可能性
専門家は、今回の試験発射が韓国を直接狙ったというより、韓米連合の軍事訓練に対するけん制の色合いが強いと見ている。現在、韓国と米国は半島有事に備える連合訓練「自由の盾」を進めている。
一部の分析では、4日の試験発射がコールドローンチ方式の確認を目的とした試験弾の可能性が指摘されたが、今回は実際の目標を打撃したことから実戦配備を想定したミサイル試験だった可能性がある。

北朝鮮、8000トン級駆逐艦の開発に言及
今回の試験過程で、北朝鮮は将来さらに大型の駆逐艦を建造する計画にも言及した。現在のチェヒョン級は満載排水量約5000トンと推定されるが、将来的に8000トン級駆逐艦を開発する可能性も示唆された。
比較すると、韓国海軍が運用する最新の正祖大王級駆逐艦は軽荷排水量約8200トン、満載排水量約1万2000トン規模である。北朝鮮が8000トン級を実際に建造すれば、外形上は一部の旧型駆逐艦や護衛艦より大きな戦力になる可能性がある。
北朝鮮はチェヒョン級を少なくとも4隻以上建造する計画を明らかにしており、海軍の戦力近代化が強調されていることから、韓国軍当局も関連の動きを注視している。