● ウェーブのAIドライバーがクアルコムのスナップドラゴンライド・プラットフォームに統合
● ハンズオフからアイズオフまで拡張可能なADASソリューションを提供
● 大規模な実走行データ学習に基づくデータ中心のAIソフトウェアを適用

スナップドラゴンライドとAIドライバーの結合
クアルコム・テクノロジーと自動運転ソフトウェア企業ウェーブは、世界の完成車メーカー向け量産型先進運転支援システム(ADAS)および自動運転(AD)システムの開発で技術協力を締結した。今回の協業で、ウェーブのAIドライバーソフトウェアはクアルコムのスナップドラゴンライド・プラットフォームへ統合される。スナップドラゴンライドはシステムオンチップ(SoC)と能動安全ソフトウェアを含む統合ソリューションで、完成車メーカーが自動運転技術を導入しやすくすることを目指す。
両社が開発するシステムは、基本的なハンズオフの運転支援から高度なアイズオフ自動運転まで幅広く対応する。ウェーブのAIドライバーは、クアルコムのプラットフォームを採用するメーカー向けに選択可能なソフトウェアオプションとして提供される。既に世界各地のさまざまな自動車プログラムに導入されているスナップドラゴンライドは、国際的な自動車規格に準拠するよう設計され、安全性を担保している。
データ中心AIとプラットフォームの拡張性
ウェーブのAIドライバーは、大規模な実走行データで学習されたデータ中心のAIソフトウェアスタックによって駆動する。これにより、システムは地域や道路条件、走行環境の違いに柔軟に適応できる。スナップドラゴンライドでは、安全認証を受けたアーキテクチャ上でオンデバイスAI処理が行われ、リアルタイム監視やセキュリティシステムの隔離といった機能を備える。
クアルコムは、スナップドラゴンライドがプレミアム車から大衆車まで拡張可能なオープン構造を備えていると説明する。メーカーはこれを活用して複数の車両ラインアップにわたり自動運転機能を導入でき、開発サイクルやリスクを削減できる。両社は今後、レベル4のロボタクシー用途でクアルコムのSoCを活用する方策も検討する予定だ。今回の協業は完成車メーカーに選択肢を広げ、自動運転システムの普及を促進する試みである。
文 / 原線雄(グローバルオートニュース記者)
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