
【더구루=キム・イェジ記者】 現代モービスはメキシコのヌエボレオン州と連携し、北米の電動化市場攻略に向けた協力を強化する。起亜が現地生産拠点を電気自動車(EV)へ転換するため大規模な投資を実行した状況で、現代モービスも州政府との接点を広げ、電動化戦略を後押ししている。
ヌエボレオン州政府によれば、前日から4泊5日の日程で訪韓中のサミュエル・ガルシア(Samuel García)州知事がこの日、京畿道・龍仁にある現代モービスのマブク技術研究所を訪問した。今回の訪問は、ヌエボレオン州を北米電動化ベルトの中核に育てるという州政府の強い意志を受けて実施された。
ガルシア知事はマブク技術研究所内の展示スペース「エムテックギャラリー(M.TECH GALLERY)」を視察し、現代モービスの最先端の自動運転技術や電動化、コネクティビティといった未来のモビリティソリューションを詳しく確認した。とくに従来の機械部品にICTを融合したブレーキ、操舵、ランプなどの高付加価値製品群を直接確かめ、現地適用や協業の方策を模索した。
今回の訪問は、起亜のメキシコ投資拡大と重なり、いっそう注目を集めている。前日、起亜はヌエボレオン工場に6億ドル(約951億1,280万4,000円)(약9000億ウォン(約965億1,600万円))を投じ、新たなEVラインを導入し、太陽光発電所などの環境対応インフラを整備することを決定した。現代モービスも起亜メキシコ工場の電動化に合わせ、バッテリーシステム(BSA)など主要部品の安定供給体制を点検し、現地化戦略を高度化する方針だ。
業界では、現代自動車グループが米ジョージア州の「現代自動車グループ・メタプラント・アメリカ(HMGMA)」とメキシコのヌエボレオン工場を二本柱に据え、北米のEV市場でのシェアを最大化すると見ている。メキシコはUSMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)による関税優遇や地理的利点を備え、グローバルな電動化戦略の要衝と位置づけられている。