
モーテルで相次いだ殺人事件の公判で、被告の態度をめぐる衝撃的な傍聴記が伝わった。
12日、あるオンラインコミュニティに「モーテル連続殺人」のキム・ソヨン事件の公判を直接傍聴したという投稿が上がった。投稿者のA氏は、マスクを着用して入廷した被告に対し、裁判官がマスクを外すよう命じたと当時の状況を伝えた。
A氏によれば、被告は終始無実を主張していた。だが検察は確たる証拠と犯行の情状を具体的に示し、A氏は「検察が一つ一つ説明するのを一般人が聞いても犯行の輪郭は明瞭に見えた」と述べた。

特に国選弁護人でさえ反論がほとんど見られなかった。A氏は弁護側に反論の余地がほとんどなかったと語り、法廷の雰囲気は重かった。
被告は国民参加裁判を拒否したまま審理が進められている。それでも被告は最後まで殺意がなかったと容疑を否認しているとされる。
投稿が拡散すると、「(保険殺人)オム・ヨイン、イ・ウンヘと同じ場所で一生過ごせ」「あの態度は許されるのか」「被害者の家族の心は誰が償うのか」などの反応が相次いだ。
薬物入りの飲料を渡して男性2人を死亡させ、複数の人に傷害を負わせた容疑で起訴されたキム・ソヨンは、初公判で犯行の一部を認める一方、核心的な容疑は否認した。

弁護側は、被害者が飲料を飲めば眠るだろうと考えていただけで、死亡まで予想していなかったと主張し、殺人および特別傷害の故意を否定している。だが裁判所は本件の核心争点を「故意性」と位置づけ、短期間に繰り返された犯行過程で故意がどのように形成されたかの立証が重要だと判断した。
検察は薬物の準備過程や投与量の増加といった状況証拠を根拠に故意性を立証する方針で、被害者の一人を証人として申請している。遺族は事前に準備された犯行で故意性は明白だとして厳罰を求めている。
裁判所は今後、証人尋問と情況証拠を中心に故意の有無を集中的に審理する方針で、次回公判は5月に予定された証人尋問で続行される予定だ。