
被害者の遺族を代理するナム・オンホ・ビンセント法律事務所代表弁護士は11日、SNSで「容疑者キムは常に好感の持てる外見と優しい口調で被害者を誘い出していた」と明かし、「人工知能(AI)に殺人方法を尋ね、投薬量を2倍以上に増やして殺人を実験していた」と述べた。
ナム弁護士は「好感の持てる外見の裏に隠された悪魔を、われわれはリアルタイムで見ている」と語った。
また、第2の被害者の死亡については「死んではいけない人が亡くなった」と述べ、警察の初動捜査の不備を批判した。
ナム弁護士によれば、1月28日に第1の死亡者が出て、CCTVを通じて容疑者が特定され、警察は調査日も決めていたという。
しかし警察は国科捜の鑑定結果などが必要だとして調査日を延期し、そのちょうどの当日に第2の被害者が殺害された。ナム弁護士は報道資料で「捜査機関の安易な判断によって、本来死ななくてよかった人が犠牲になった」と厳しく指摘した。
キムが宿酔解消剤を犯行道具に使った点について、ナム弁護士は「キム・ソヨンは日常の連絡の中でも宿酔で苦しんでいると繰り返し餌をまいていた」と分析し、「宿酔解消剤は通常、善意で渡されるありがたい贈り物だ。被害者はその善意を疑えなかった」と説明した。
ナム弁護士は「1万ウォン程度の宿酔解消剤が引き起こしたのは死だった」と述べ、「この点で手口はより残酷だ」と強調した。

キムは昨年12月中旬から先月9日までの間に、20代の男性3人にベンゾジアゼピン系薬物が混入した飲料を渡して意識を失わせたり死亡させたりした疑いを受けている。うち2人が死亡し、1人は毒性脳症を発症したが、治療を受けて回復した。
検察は、キムの犯行を社会から断絶した状態で行われた「異常な動機による計画的犯罪」と判断した。
家庭不和で情緒的な社会化が十分に行われていない状態で、消費欲求や経済的満足のために男性を利用し、その後の対立を回避したり相手を制圧するために薬物を用いて男性たちを殺害したと結論づけている。
捜査で明らかになったところでは、キムは外傷後ストレス障害(PTSD)を装って虚偽の処方で睡眠薬を入手し、宿酔解消剤に混ぜるなどして薬物を事前に準備し、被害男性らに飲ませた。
追加の犯行では薬物投与量を2倍に増やし、チャットGPTを使って過剰摂取で死亡に至る可能性を検索していたことも伝えられている。
先に警察が実施したサイコパス診断評価では、40点満点中25点を得てサイコパスに分類された。