忠清南道西海の宝庫、洪城南塘港で生産される「海マス」が春のグルメ層の注目を集めている。海マスは淡水で育てたマスを一定期間海で養殖したもので、一般的な淡水マスに比べ土臭さがなく、身が締まっており、あっさりしつつ香ばしい味わいが特徴だ。刺身や寿司、天ぷらなど多彩な料理で楽しめ、春の旬の味として人気を集めている。
17日、洪城郡によると、天水湾に位置する海マス養殖場は台風の被害が少なく淡水の流入で適度な塩分が保たれ、栄養塩が豊富で養殖環境に優れていると評価されている。こうした自然条件のおかげで海マスは病害に強く成長も早く、安定生産が可能な水産資源とされる。
郡はこれまで南塘港を中心に海マス祭りや料理大会、海産物の消費促進イベントなどを通じて海マスの優位性を周知し、地域観光と連携した水産ブランドとして育成してきた。特に海で育てるという差別化された生産方式と優れた味を武器に、洪城の新たな特産品として定着しつつある。
ただし今年は諸般の経済状況を踏まえ、海マス祭りの開催を見送ることになった。しかし南塘港周辺の飲食店や水産事業者は、南塘港の新たな名物である旬の海マスを提供する体制を整える方針だ。
併せて南塘港周辺には水遊び型の海洋噴水公園や体験型ネットアドベンチャー、夕景展望台、スカイタワーなど多様な観光インフラが整備され、天水湾の美しい西海の景観とともに新鮮な海産物や食を楽しめる。
郡の関係者は「天水湾の清浄な海域で育った海マスは味と栄養を兼ね備えた健康的な食材だ」と述べ、今後も海マスの魅力を広く発信し、地域の水産物消費促進と観光活性化に向けた広報を続ける意向を示した。
一方、洪城の海マスは低カロリーで高タンパク、DHAが豊富なことから、成長期の子どもや学生、高齢者にも適した健康食品として知られる。海マスは地域経済の活性化や健康的な食生活に寄与する重要な資源であり、その価値を広める取り組みが今後も必要だ。
洪城=キム・チャンヨン記者 cy12200@viva100.com