メジャーリーグへ!期待の若手・の挑戦

キム・ダニエル | 2026.03.31

引用:KIAタイガース
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▲ 健康な体でシーズン開幕を迎え、今季への期待を高めているキム・ドヨン ⓒKIAタイガーズ

【スポーツビジョン=キム・テウ記者】たとえ準々決勝でドミニカ共和国にコールド負けを喫したとしても、3月に終わったワールドベースボールクラシック(WBC)で韓国代表が準々決勝進出を果たしたことは成果だ。

準々決勝であっけなく崩れた点は別として、米国のメジャーリーグ球場を舞台に、世界最高峰のドミニカ選手と真剣勝負できた経験そのものが、選手たちにとって大きな刺激になったはずだ。大会で目立った何人かの若手は、メジャー球団関係者にも強い印象を残した。とりわけ、2024年のKBOリーグ最優秀選手(MVP)に輝いたキム・ドヨン(24、KIA)はその代表例だ。

攻守走いずれにも爆発的なポテンシャルを持つキム・ドヨンは、2024年に38本塁打・40盗塁という記録的な成績でリーグの頂点に立った。シーズン後のプレミア12でも大会ベストに選ばれる活躍を見せ、台湾で日本選手を観察していたメジャーのスカウトたちが急いでキムのレポートを本国へ送ったことは周知の事実だ。

今回のWBCでも長打力を示したキムは、昨年の負傷という不安材料がありながらも、依然として多くのメジャー球団の関心を集めている。事情に詳しい関係者は「今回の代表で、メジャー関係者が最も注目していた選手だった」と語った。メジャーの最高舞台で比較的長くプレーした経験を持つチュ・シンスSSG球団主の特別補佐兼育成総括の見方も概ね同じだ。

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▲ 昨年は負傷で苦しんだキム・ドヨンは、WBCでの回復ぶりでメジャー球団の視線を集めた

代表戦を隈なく観察したチュ補佐は、代表選手の中でキムがメジャーに最も近い存在だという私見を示した。メジャーのスカウトが最初にチェックする「運動能力」を備え、スカウトが好む要素を一通り持っていると判断しているからだ。

チュ補佐は「キム・ドヨンを高く評価するのは、押し込んでホームランにできるパワーがあるからだ。そういう選手は実際あまり多くない」と明言した。引っ張ってフェンスを越える能力は多くのメジャー選手に見られるが、逆方向へもホームランを打てる能力はメジャーでもかなり希少だ。極端に引っ張る打者は三振が増えがちだが、キムは逆方向にも長打が打てる強みがある。

チュ補佐は「米国で通用する選手を挙げるなら、最も近い存在だ。体ができているし、走力もある」と高評価を与えた。打球速度が桁違いのメジャーを考えれば、守備の反応や守備範囲はさらに補う必要があると付け加えたが、これは時間をかければ解決できる問題だと見ている。

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▲ メジャーの舞台で16年を過ごしたチュ・シンス補佐役は、キム・ドヨンの体格とパワーを高く評価している

最大の懸念材料は、昨年にハムストリングを3度負傷した点だ。これは今やキムを高く評価する根拠である「運動能力」を削ぐリスクであり、メジャーのスカウトもこの点を重視するため減点材料になり得る。しかしチュ補佐は、メジャー移籍までに時間的余裕があることを踏まえ、今後健康にプレーを続けられれば懸念はかなり払拭されるだろうと見ている。今年はその出発点にすべき年だ、と述べた。

ハムストリングの負傷で昨季は30試合出場にとどまり、シーズンを早期終戦したキムだが、今季は早めに準備できた。徹底的なリハビリと強化を重ねた結果、WBCに健康な状態で出場でき、開幕後も特に体調の問題は報告されていないと球団関係者は自信を示している。開幕2連戦では守備も通常通りこなした。

まだ全力で100%疾走している印象ではないものの、打撃や守備での動きは昨年の負傷の影響をかなり乗り越えつつあることを示している。気温が上がり、残る不安要素が消えれば、その時に「100%のキム・ドヨン」が戻ってくるはずだ。キムが健康であれば、KIAも目指す地点に到達できる。今季の成績と出場数は、球団やファンのみならずメジャー側の注目も集めるだろう。

引用:KIAタイガース
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▲ 今季の成績と健康状態は、リーグのみならずメジャーの注目を集めるだろうキム・ドヨン ⓒKIAタイガーズ