スマドリ文化が日本の酒市場を変える!

ユク・ソンヨン | 2026.05.11

東京・表参道のスマートドリンク体験店舗[スマドリ公式サイトのキャプチャ] 【リアルフード=ユク・ソンヨン記者】コトラ(KOTRA)によると、日本の酒類市場が縮小する中、MZ世代を中心に機能性ノンアルコール飲料や節度ある飲酒を重視する「スマドリ」文化が広がっている。スマドリは「スマートなドリンキング(Smart Drinking)」の日本式略語で、個人の飲酒選択を尊重し、飲む人と飲まない人がともに楽しめる文化を指す。

ANNニュースによれば、サントリーは『ザ・プレミアム・モルツ』など既存のビール製品を高付加価値化する一方、第三のビールの主力だった『金麦』の麦芽比率を高め、ビールカテゴリーへ編入する方針だ。キリンも第三のビール『本麒麟』を今年中にビールカテゴリーへ転換する予定だ。

ノンアルコール飲料にも注目が集まっている。酔った状態よりも澄んだ意識を好む「ソバー・キュリアス(Sober Curious)」の動きが広がっているためだ。サントリーが2025年8月に公表した『サントリー ノンアルコール飲料レポート2025』によれば、2025年の日本のノンアルコール飲料市場は前年比約3%の成長が見込まれている。ノンアルコール飲料の統計が始まった2009年以降、着実に伸びている。

注目すべきトレンドは、酒とノンアルコール飲料を交互に楽しむ「ゼブラ飲み」だ。単に酔うことを目的とせず、雰囲気や味を楽しみながら健康やコンディションを調整する飲み方として広がっている。

アルコールの有無にかかわらず個人の嗜好に合わせた飲み方を提案する体験型店舗も注目されている。最近東京にオープンした『SUMADORI Meets(スマドリミーツ)』は、いわゆる「スマートドリンク」文化の普及拠点を掲げる。アルコール度数0%、0.5%、3%など低アルコール中心のラインナップを揃え、180種類以上の組み合わせが可能なオリジナルカクテルや、個人の飲酒スタイルを診断するコンテンツを提供している。企画段階から大学生が参加し若年層の嗜好を反映している点や、飲む人と飲まない人がそれぞれの楽しみ方で体験できる環境を整えている点が特徴だ。