新感覚!上海バター餅の魅力とは?

권미정 (クォン・ミジョン) | 2026.03.11

最近、デザート市場で新メニューが急速に広がっている。厚みがあり弾力のある食感でしばらく流行した「ドゥチョンク」以降、SNSやカフェのメニューで頻繁に見かけるようになったデザートがある。

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その正体は「上海バター餅」だ。見た目だけだとバターを使った焼き菓子やケーキのように見えるが、実際には餅に分類されるこのデザートは、中国・上海発のメニューとして知られている。

上海バター餅の原型は中国のデザート「黄油年糕(ホワンユーニエンガオ)」だ。名前の通りバターと餅を組み合わせたもので、上海地域のベーカリーやカフェで販売され人気を集めた。その後、旅行コンテンツやSNSを通じて知られるようになり、韓国でもデザートメニューとして登場し始めた。

外はパリッと、中はもちもち…バターの風味が特徴

上海バター餅はもち米の生地を基本に作られる。ここへたっぷりのバターを加え、オーブンで焼き上げる。一般的な餅のように蒸すのではなく、焼く調理法である点が特徴だ。

こうして作られたデザートは外はパリッと、中はもちもちとした食感が同時に現れる。バターの香ばしい風味が強く感じられるのも特徴だ。見た目は洋菓子のようでも、噛んだときの食感はもち米の餅に近い。

そのためカフェではしばしばバターケーキと並べて陳列されるが、メニュー名には「餅」という表記が付く。主材料が小麦粉ではなくもち米粉であるためだ。

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パンのように見えるのに、なぜ「餅」と呼ばれるのか

上海バター餅を初めて目にする消費者が最も疑問に思うのは名前だ。見た目はパンやケーキと大きく変わらないのに、なぜ餅と呼ぶのかと感じる人が多い。

最大の理由は主材料である。一般的なパンやバターケーキは小麦粉を基に作られる。それに対して上海バター餅はもち米粉を使う。韓国の食文化では小麦粉を使った料理はパンやお菓子に分類され、米粉、特にもち米が使われると餅として認識されることが多い。

食感にも差が出る。パンは酵母発酵で膨らませてふんわりさせるか、バター層でパリッとさせることが多い。それに対してもち米で作るバター餅は密度が高く、咀嚼すると歯に貼りつくような強い粘りがある。この食感は小麦粉のグルテン構造とは異なる特性だ。

ドゥチョンク以降に続く「もちもちデザート」ブーム

デザート市場で「もちもちした食感」はここ数年で重要なキーワードになった。代表例がドゥチョンクだ。ドゥチョンクは厚めのクッキーにもちもち感を強調したデザートで、SNSを介して広まった。

ドゥチョンクの流行を経て、似た食感のデザートが次々と登場している。上海バター餅もその流れの中で注目されるメニューの一つだ。

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ドゥチョンクが厚めのクッキーと甘いトッピングを強調したのに対し、バター餅は食感とバターの風味に重きがある点が違いだ。甘さの強いデザートに負担を感じていた消費者が、相対的に香ばしさのあるバター餅に関心を移す傾向も見られる。

SNSとYouTubeを通じて急速に拡散

このデザートが急速に知られるようになった背景にはSNSの影響がある。中国旅行コンテンツや海外デザート紹介動画で上海バター餅が取り上げられ、韓国内でも関心が高まった。

カフェのメニュー写真やレビュー動画で「外はパリッと中はもちもち」という食感が強調され、好奇心を刺激した。実際にデザートを切る場面や伸びる食感を見せる動画が多く共有されている。

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もちもち感を強調するコンテンツはデザート動画で高い反応を得る傾向がある。この特徴があるため、バター餅もオンラインで急速に拡散された事例として挙げられる。

新たな流行デザートとして定着するか

ドゥチョンク以降に登場した多様なもちもちデザートの中で、上海バター餅は比較的独自のアイデンティティを持つ。米由来の食感とバターの風味を同時に打ち出すメニューだからだ。

現在、一部のカフェやベーカリーでメニュー化され、SNSを中心に関連投稿も着実に増えている。デザート市場はトレンドの変化が速く、特定メニューが長期にわたり流行を維持するのは容易ではない。

しかしバター餅は、馴染みのある餅の食感と洋菓子の風味を兼ね備えたメニューである点で注目を集めている。ドゥチョンク以降に生まれた新たな「もちもちデザート」の一つとして定着するかどうかに注目が集まる。

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