【衝撃】米軍、イランで地雷を使用したか?

キム・ダニエル | 2026.03.28

引用:報道資料
引用:報道資料

アメリカがイランのある地域に空中投下型地雷をばら撒いた可能性が浮上した。事実と確認されれば、米軍が実戦で地雷を使用するのは約20年ぶりになる。

ワシントン・ポスト(WP)は27日(現地時間)、SNS上でイラン南部の住宅地域に散在する地雷の写真が拡散し、専門家がこれを米国が保有する「BLU-91/B」対戦車地雷と確認したと報じた。

追加で公開された画像は、イラン南部のシラーズから約12マイル離れたカパリ村で撮影されたとされる。この地域は複数のイランのミサイル基地に隣接している。

この件は調査報道メディアのベリングキャットが最初に報じ、専門家はテレグラフとの取材で、該当地雷が米国でのみ製造されたBLU-91系であり、イスラエルに提供された記録はないと説明した。

BLU-91は航空機から散布されるタイプで、大型車両などから発生する磁気信号を感知すると起爆する仕組みだ。このため、移動式ミサイル発射台の移動を阻止する目的で投下された可能性が指摘されている。

この地雷は通常BLU-92という対人地雷と併用されることもあるが、これまでに公開された写真では対人地雷の使用は確認されていない。

WPは、該当地雷が米軍の空中散布式地雷撒布システム「ゲイター・マイン・スキャッタリング・システム」を用いて投下された可能性が高いと伝えた。

地雷が見つかったシラーズ周辺も弾道ミサイル基地が所在する地域だ。したがって、この武器はミサイル基地への接近を困難にし、移動式発射装置の運用を制限する軍事的狙いと結びついていると分析されている。

米軍が戦場で地雷を使用した最後の事例は2002年のアフガニスタン戦争とされ、今回の事案が事実であれば長い空白の後の再使用になる。

一方で民間人被害の懸念も強い。アムネスティ・インターナショナルの武器調査官ブライアン・キャストナーは、仮に対戦車用であっても民間人に危険を及ぼす可能性があると指摘した。

イランのISNA通信(反政府系)は、金属缶状の爆発物により少なくとも1人が死亡、複数が負傷したと伝え、当該事故が地雷と関連している可能性も示唆した。

米中央軍は地雷使用の有無に関する問い合わせに対し明確な回答を示さなかったと、WPは報じている。