家庭内暴力で消えた才能、再起はあるのか

キム・テウ記者 | 2026.04.17

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▲ 2023年の家庭内暴力事件以降、野球界から姿を消したフリオ・ウリアス

【スポーツビズ=キム・テウ記者】 メジャーリーグのトップ選手でも、突発的な事態で姿を消し、その復帰が長く注目される例がある。そうした中で、現在ファンに忘れられつつある選手の一人がフリオ・ウリアス(30)だ。

幼少期から「天才」と呼ばれて育ったウリアスは、2016年にメジャーリーグへデビューし、LAドジャースの次世代エースとして期待を集めた。クレイトン・カーショーという歴史的存在や、リュ・ヒョンジンという優れた左腕を擁していたドジャースは、ウリアスが彼らに続くチームの左腕エースになると疑わなかった。その評価はドジャースだけでなくリーグ全体にも及んでいた。それほどの才能だった。

実際、ウリアスは2016年から2023年までメジャーで通算158試合に登板し、60勝25敗、防御率3.11という輝かしい成績を残している。2021年には20勝を挙げてサイ・ヤング賞の投票で7位に入った。2022年は31試合で17勝7敗、防御率2.16を記録し、サイ・ヤング賞投票で3位に入った。FAでの大当たりも期待されていた。

だが、ウリアスは2023年の家庭内暴力事件で処分を受けた。目撃者によれば当時、ウリアスは妻の髪を引っ張り、柵に押し付け、暴行しようとする様子が確認された。これは2019年の同種の事件に続く2度目の出来事だった。家庭内暴力に敏感に対応するメジャー機構は厳しい処分を下し、ウリアスは重い処分を受けてメジャーの舞台から姿を消した。

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▲ スコット・ボラスは最近LAタイムズとのインタビューで「球団は常に彼について尋ねてくる」と言い、「現在の投手市場の状況を見ると、ウリアスは今すぐにもプレーできる」と断言した。 

法的にはすでに問題は決着している。LA地方検察庁は「被害者の負傷程度や被告の前科が重罪で起訴を正当化するレベルではない」と判断し、軽犯罪5件のみを起訴した。このうち4件は却下され、残る1件も有罪認定には至っておらず、法理的に争う余地があるとされた。ウリアスは1年間の家庭内暴力治療プログラムの受講にも同意している。

これで処分も法的手続きもすべて終了しており、メジャーや野球界への復帰に法的な制約はない。だが、処分終了から時間が経過しているにもかかわらず、ウリアスから目立った復帰の動きはまだない。今年1月には母国メキシコで子どもたちのためのチャリティー活動に参加している姿が確認されたが、復帰に向けた準備とは見なされなかった。正常にボールを投げられているかどうかも確認されていない。

この点について代理人のスコット・ボラスは最近、LAタイムズとの会見で「球団から常に問い合わせがある」と述べ、ウリアスが忘れられた選手ではないことを強調した。今もウリアスに関心を持つチームが存在するという。ボラスはさらに「現在の投手市場の状況を考えれば、ウリアスは今すぐにでもプレーできる」と断言した。ただし「ただし、今それをやりたいかどうかは本人の判断だ」と語るに留めた。

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▲ ウリアスは優れた潜在能力と成果を示したが、私生活の問題で30歳にも満たないうちにキャリアが崩壊した

ボラスは「この件(メジャー復帰)について話すには選手本人の合意が必要だが、まだその合意は得られていない」と認める。ウリアス本人の意志が重要であり、現時点で具体的な話は出ていないという。ボラスは処分終了時にウリアスが「選手生活を続ける意思がある」と語っていたことを明かしている。

もしウリアスが復帰を目指すなら、時間は必要だろう。2023年以降、公式戦に出場していないため、体を作り直し、感覚を取り戻す期間が必要になる。加えて、メジャー球団が二度の家庭内暴力疑惑のあるウリアスをどう評価するかは未知数だ。罪質は決して良くない。長いブランクも大きな変数になり得る。

その場合、ウリアスは自分の状態が健在であることを示すためにショーケースを探す可能性がある。事情は異なるものの、似た経路をたどったトレバー・バウアーは日本プロ野球で2年間プレーした例もある。ウリアスもまた、自身の力を評価してもらえる「レベルのあるリーグ」を復帰の場に選ぶかもしれず、選択肢として日本や韓国、あるいはメキシコやドミニカが考えられる。韓国でプレーする可能性がゼロではない。

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▲ 最悪の場合、メジャーリーグキャリアが終わる危機に直面したウリアス