ついに現れた!アイオニック6 Nが世界最高の高性能車に輝く

キム・ダニエル | 2026.04.05

世界の今年の高性能車を受賞した現代自動車

▲世界の「今年の高性能車」を受賞した現代自動車『アイオニック6 N』

現代自動車グループは高性能車市場で続々と成果を挙げ、従来のグローバル・プレミアムブランドを押しのけて存在感を急速に高めている。


5日、業界関係者によると、現代自動車の『アイオニック6 N』がワールドカーアワードで「世界の今年の高性能自動車」に選ばれた。


わずか4年前までは、この部門をポルシェやアウディ、マクラーレン、BMWといったラグジュアリープレミアムブランドがほぼ独占していた。


しかし、2023年の起亜『EV6 GT』を皮切りに、2024年の現代『アイオニック5 N』、そして今年の『アイオニック6 N』と受賞が相次ぎ、高性能車の勢力図が短期間で塗り替えられている。


現代自動車グループは、プレミアムブランドが主導してきた高性能車市場に電動化技術で切り込み、差別化された競争力をもって新たな競争構図を築いている。


こうした成果の背景には、電気自動車専用プラットフォームE-GMPを基盤とする先進的な電動化技術と、モータースポーツで得た経験、そして「動く研究所」と呼ばれるローリングラボで蓄積した車両データが結びついた走行性能がある。


また、11年間にわたるワールドラリー選手権(WRC)参加で蓄えたノウハウを土台に、アイオニック5 NのPEシステムを組み合わせたローリングラボ『RN24』で高性能電動化技術を磨いた。その成果を量産モデルに落とし込み、サーキット走行だけでなく日常走行でも最適化された高性能を実現した点が奏功した。


こうして生まれたアイオニック6 Nは、前後のモーターで合算最高出力448kW(609馬力)、最大トルク740Nm(75.5kgf·m)を発生する。さらに、一定時間だけ最大加速を発揮する『Nグリーンブースト』を作動させると、合算最高出力は478kW(650馬力)、最大トルクは770Nm(78.5kgf·m)まで高まる。


ワールドカーアワードの審査員、ズボニミール・ユルチチはアイオニック6 Nについて「高性能市場は競争が非常に激しく、多くのモデルが速さを備えているが、運転の楽しさや精密さ、真の走行感覚を同時に備える車は少ない」と指摘。「アイオニック6 Nは最も高価でもスペック上で最も優れたモデルでもないが、手強い路面で正統なスポーツカーのように振る舞える」と評価した。


アイオニック6 Nは昨年7月、英国で開催された『2025グッドウッドフェスティバルオブスピード』のヒルクライムに参加して初公開された。


続いて今年1月、英国の自動車専門メディア『ワットカー』が選ぶ『2026ワットカーアワード』で「最高の高性能電気自動車」に選ばれ、今月には英国誌『トップギア』主催の『2026トップギア電気自動車アワード』で「ドライバーにとって最高の車」に選出されるなど、グローバル市場での競争力を示している。


パク・チソン記者 captain@ekn.kr