
イランの主要な原油輸出拠点であるハルグ島が、アメリカの空爆により7日午後2時(韓国時間午後7時30分)以降、何度も攻撃を受けたと複数のメディアが報じた。
ロイター通信はこの日、アメリカのアクシオスの報道を引用して「アメリカがイランのハルグ島にある軍事目標を攻撃した」と伝えた。アクシオスは匿名の米政府高官の発言を引用している。タイム・オブ・イスラエルもイラン半官営のメル通信を引用して「ハルグ島で何度も爆発が起きた」と報じた。
ハルグ島は2月28日の米・イラン衝突以降、繰り返し攻撃の対象になってきた。3月13日には米空軍が90か所以上の軍事施設を攻撃し、その際には石油・ガスのインフラは除外された。米中央軍は機雷の貯蔵施設やミサイル格納庫などが破壊されたと明らかにした。
最後通告迫る…トランプ「妥協はない」圧力
米軍の今回の空爆は、ドナルド・トランプ米大統領が示した最後通告の期限(7日午後8時・韓国時間8日午前9時)の1日前に行われた。
トランプ氏は先月30日、トゥルースソーシャルで「和解が成立しなければ、油田と発電所、ハルグ島を焦土にする」と警告した。続いて前日の記者会見では「明日午後8時以降はこれ以上の妥協はない」と断言した。
トランプ氏は「国全体を一夜にして消し去ることができる」と述べ、「望めばイランのすべての橋や発電所を破壊する計画もある」と語った。
また5日には「その海峡を開け。さもなければ地獄を見ることになる」としてホルムズ海峡の封鎖解除を強く要求した。
「石油の心臓を狙う」…ハルグ島の戦略的意義
今回の空爆は民間インフラへの全面攻撃に先立ち、要衝であるハルグ島を圧迫する段階と見られている。
ハルグ島はペルシャ湾北部に位置する小さなサンゴ島だ。しかしイランの原油輸出の約90%がここを経由している。戦前の基準で1日約350万バレルがこの島から積み出されていた。
イランは2025年に原油輸出で約530億ドル(約8兆4,574億7,235万円)の純利益を得た。これは国内総生産(GDP)の約11%に相当し、この収益の大部分がハルグ島経由で発生している。
現在、ホルムズ海峡の封鎖によりペルシャ湾で積み出されていた1日約1500万バレルのうち、約1000万バレルが輸出の支障を 借金ていると伝えられている。
これまでの空爆では石油インフラへの直接的な被害は報告されていない。ただしトランプ大統領が石油施設への攻撃の可能性を繰り返し警告してきたため、今後攻撃の範囲がエネルギーインフラに拡大する可能性も指摘されている。