
食品医薬品安全処は、ペット同伴入店飲食店制度を現場に定着させるため、地域別の説明会を開き、衛生・安全管理基準を示した。制度施行初期であることから、現場で上がった多様な事例や質問を反映してマニュアルを補強する方針である。
食品医薬処は、ペット同伴入店飲食店などの衛生・安全管理マニュアル説明会を2月27日から3月13日までに計6回、地域別に開催している。ソウル・江原地域を対象とした今回の説明会は、ソウル地方食薬庁で開かれた。
施行から10日で参加業者が137%増…外食業界の関心が高まる
11日、食薬処によれば、ペット同伴入店飲食店の運営に対する外食業界の関心と参加が急速に拡大している。
キム・スソン(食品安全政策局 食品安全政策課 主務官)は、規制サンドボックスの実証特例期間中にペット同伴入店飲食店の申請が329件だったが、法律施行から10日で453件に増え、137%に達したと述べた。ペット飼育人口の増加に伴う規制緩和政策が、現場での参加増加につながっていると分析している。

今回の制度は、食品衛生法施行規則の改正に伴い3月1日から施行された。適用対象は一般飲食店営業、休憩飲食店営業、製菓店営業であり、入店可能なペットは犬と猫に限定される。これは、疾病管理や予防接種体制が比較的整っている動物に対象を絞るための措置である。
営業者がマニュアルに定められた施設基準と遵守事項を満たしていれば、自治体の事前確認手続きなしにペット同伴入店飲食店として営業可能である。ただし、新規営業者は営業届出の受理時点から、既存の飲食店はペット入店を開始した時点から関連の法的義務が適用されるため、事前の準備が必要である。
予防接種基準などの問い合わせが多く…マニュアルの主要内容を説明

説明会では、マニュアルに含まれる主要なQ&Aも案内された。とくに現場で質問の多かった予防接種の確認基準やテーブル間の距離について説明が行われた。
食薬処は、ペット同伴入店飲食店で予防接種の有無を確認する趣旨は、狂犬病などの人獣共通感染症から消費者を守り、ペット間の感染を防ぐことにあると説明した。基本的に狂犬病ワクチンの接種有無を確認するのが原則だが、総合ワクチンなど他の予防接種の確認でも差し支えなく、定期的な接種周期まで確認する義務はないと案内した。
予防接種の有無は、動物病院が発行する証明書や予防接種手帳、モバイル証明書などで確認できる。常連客については、客とペットを特定できる自主管理リストを用いて運用する場合、毎回の確認は不要とされる。

また、テーブル間隔は十分に確保する必要があるが、一律の距離基準は設けられていない。営業場の規模や、ペットの移動を制限する固定装置や専用椅子などを考慮して、営業者が自ら間隔を決めて運用できるようになっている。
たとえば、ペットを専用椅子に座らせる方式で運営する店は、リードを固定する方式よりテーブル間隔を比較的狭くしても問題ないと説明された。
これに加え、ペットが営業場内で移動した場合、営業停止5日の処分対象となる可能性がある点も案内された。ただし、ペットが自由に移動したとしても、営業者が十分な管理と監督を行っていた事実が防犯カメラなどで確認できれば、処分の対象から除外される可能性があるため、防犯カメラの設置が推奨されると説明された。

フードコートやソフトケージ(移動用ケージ)など、現場からの質問が相次ぐ
説明会後の質疑応答では、実際の営業現場で起こり得る多様な状況を想定した質問が続いた。
たとえば、営業者が自分のペットだけを連れて店やカフェを運営する場合の対応や、ソフトケージの使用が可能かといった問い合わせがあった。
食薬処は、営業者自身のペットを出勤時に同伴する形での常駐は認められるが、その場合でもマニュアルの全項目を遵守する必要があると説明した。また、ソフトケージやスリングバッグもペットの移動を制限する装置として使用可能であると案内した。
さらに、大型ショッピングモールのフードコートのように複数の店舗が集まり共用の飲食スペースを使うケースでは、消費者がそのエリアがペット同伴可能であると十分に認識できるよう表示で案内することが求められると示された。
屋外スペースのみでペット同伴を許可する場合は、ペットが店舗内に入れないことを明確に表示する予定であり、該当内容はマニュアルのQ&Aにも反映される見込みである。
食薬処は、説明会で寄せられた質問や事例を踏まえ、マニュアルのQ&Aを継続して更新する方針だ。ペット用フードやおやつなどの完成品販売に伴う飼料管理法の適用など、制度運営過程で追加検討が必要な点も整理していく予定である。
キム主務官は、これまで違法だった部分を合法的に運営できるようにするという規制緩和の趣旨を理解してほしいと述べ、行政解釈を通じて不合理な点は引き続き改善すると表明した。
改正されたマニュアルは、食品安全ナラのホームページ教育資料掲示板で確認できる。【ハッピーペット】