「デビュー曲のデモ版を公開」コイが感情を込めた音楽の裏側を明かす

キム・ウォンギョム 기자 | 2026.03.12

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引用:ブロークン・ハーツ・ソーシャル・クラブ
引用:ブロークン・ハーツ・ソーシャル・クラブ
▲ デビュー曲「タイピング」のデモバージョンを12日に発表するコイ。提供|ブロークンハーツソーシャルクラブ

[スポーティビニュース=キム・ウォンギョム記者] 先月19日、デビューシングル「タイピング」で鮮烈に登場し、スポティファイ「K-R&B NOW」のカバーを飾った新鋭アーティスト、コイ(COII)が再び異例の一手を打つ。

コイは12日正午、デビュー曲「タイピング」のデモバージョンを電撃公開する。今回の発表は、先に公開された次回作『1979ブルー』の事前デモに対する音楽ファンの強い反応がきっかけだ。

正式音源公開前に曲の原形を先行公開した『1979ブルー』が、アーティストの生々しい感情線で深い共感を呼び好評を博すと、デビュー曲「タイピング」の制作初期の姿も知りたいというファンの要望が相次いだ。

コイはファンの期待に応える形で、既発表の「タイピング」に込められた生の感情が色濃く残る初期案を電撃公開することを決めた。

今回公開される「タイピング」デモバージョンは、粗削りなアコースティックギターの旋律とコイのボーカルだけで静かに構成されている。

企画・制作を担当したブロークンハーツソーシャルクラブは、「『1979ブルー』デモを通じてコイが持つ特有の『ありのままの美学』に熱狂する音楽ファンの存在を確認した。ファンの支持に応えるために用意した今回のトラックは、整えられた正式音源とは異なり、作業室の空気感やアーティストの震える息遣いまでそのまま閉じ込めた、贈り物のような記録だ」と説明した。

これはZ世代の脆さと率直さを歌うヴァルネラブルコア(Vulnerable Core)のアーティストらしく、音楽が作られる過程を共有しようとするコミュニケーションの手法が垣間見える場面だ。

今回の発表を通じて、音楽ファンは正式音源とデモバージョンを比較して聴き、アーティストとの感情的な結びつきを深める特別な体験を得るだろう。

デビュー曲「タイピング」は、別れの危機の中で二人でよく聴いていたチェット・ベイカーの「ブルールーム」を背景に、夜通しメッセージを書いては消す瞬間のためらいと不器用な真心を、コイ独自の独特な“心地よさ”感性で描いた楽曲だ。

繊細なアコースティックギターの演奏に寄り添うようにためらいがちにささやくコイの声色が、曲の叙情性を際立たせている。

ミニマルなサウンドで深い響きを伝える「タイピング」デモバージョンは、12日正午に公開される。