" />プレイブ(PLAVE)がビルボード・コリア・ホット100で1位を獲得し、主要授賞式でも受賞を重ねてバーチャルアイドルの商業的可能性が証明された後、韓国国内のバーチャルアイドル市場には新規参入が相次いでいる。これまでボーイグループ中心だった流れにガールズグループが加わり、市場の外延が一段と広がっている。
オールマイアニックドッツ(ama)所属の5人組バーチャルガールズグループ、オウィス(OWIS)は23日午後6時、各種オンライン音源サイトでミニ1集『뮤지엄』(MUSEUM)を配信し、歌謡活動を開始する。オウィスはセリン(Serene)、ハル(Haru)、サマー(Summer)、ソイ(Soi)、ユニ(Yuni)の5人で構成され、グループ名は「Only When I Sleep」の略で「オフリー夢の中でしか会えない」という意味を込めている。
オウィスはデビュー前から差別化を図る動きを見せてきた。1月10日に第40回ゴールデンディスクアワードでデビュートレーラーをサプライズ公開して存在を知らせ、その後公式SNSでメンバーの年齢やMBTIを含む詳細プロフィールや、メンバー自身が描いた絵日記を順次公開した。ウェブ漫画形式でビジュアルを初公開した際はオンラインで高い反応を呼び、制服・練習着・ステージ衣装へと変化する三種のコンセプトフォトで成長の物語を一編のストーリーとして見せた。
今回のアルバムにはタイトル曲「MUSEUM」をはじめ、「airplane:143」「juicy」「missing piece」「lonely lullaby」「ONLY WHEN I SLEEP」「forNEVER」、そしてタイトル曲の英語版を含む計8曲が収録される。ミニアルバムでありながら正規アルバム並みのトラック数をそろえ、グローバル市場を見据えた英語バージョンも同梱している。タイトル曲「MUSEUM」は穏やかなギターリフが印象的なミディアムテンポの楽曲で、忘れかけていた純粋さや情熱の断片が夢の中で再び息を吹き返す「保管庫」という叙情的なメッセージを伝える。メンバーのサマーがタイトル曲の作詞に参加し、セリンとソイもアルバム収録曲の作詞・作曲に名を連ね、チームの音楽的自立性を示している。
視覚的完成度にも力を入れている。オウィスはエスパ「Armageddon」やIVE「HEYA」などを手がけた映像プロダクション、リジェンドフィルム(Rigend Film)をはじめ計6名のアーティストと協働し、各トラックのムードに合わせたビジュアルフィルムを制作した。11日に公開されたハイライトメドレーではモノクロとカラーを行き来する画面、ミニチュアのオルゴール、モーショングラフィックなどのヴィンテージな映像美が目を引き、20日に公開されたタイトル曲のミュージックビデオティーザーでは現実と夢の境界を往来するメンバーの姿が感覚的に収められている。
アルバム名『뮤지엄』に合わせたコンテンツ企画も目を引く。博物館のチケット形ポスター、リーフレット型スケジューラー、解説員役のメンバーが曲を紹介するオーディオガイドなどを用意し、SNS投稿の配列を活用して一曲ずつ額に入れて展示したかのように見せるトラックリスト展示方式もファンから高評価を得ている。
オフラインでの接点拡大にも積極的だ。オウィスは汝矣島のThe Hyundai Seoul(더현대 서울)で三つのコンセプトによる大型ポップアップのリレーを展開している。3月17日から4月5日まで6階で開かれる「TUNE」ポップアップでは夢の世界を表現したビジュアル映像とメンバーが実際に描いた絵日記が展示される。3月21日から31日まで5階では「EPIC SEOUL」ポップアップが運営され、チームユニフォームのTシャツ、ウインドブレーカー、フードジップアップ、キャップ、枕カバーセットなど多様なMDを販売し、23日からは実物アルバムの購入も可能になる。4月1日から5日までは地下2階で「HEIGHTS」ポップアップが続く。
オウィスのディレクションを手がけたイ・ヘインは、2016年にMnet「PRODUCE 101」に出演して名を知られた後、クリエイティブディレクターに転身し、2023年のガールズグループ・キスオブライフ(KISS OF LIFE)デビューから2024年のミニ3集までの企画を統括して業界の注目を集めた人物だ。キスオブライフはR&B・ヒップホップを基盤にした差別化戦略で大手事務所中心の市場で急速に存在感を高め、韓国大衆音楽賞の今年の新人賞を受賞するなど批評と大衆の双方から高評価を受けた。イ・ヘインが実物アイドルで培った企画力をバーチャルガールズグループへどう適用したかが、オウィスのデビューにおける重要な観戦ポイントである。
プレイブの成功以降、韓国国内のバーチャルアイドル市場は急速に拡大しているが、ガールズグループ分野ではまだ明確な成功例は出ていない。オウィスがメンバーの音楽参加、K-POP制作ノウハウを持つディレクター、大手流通デパートとのオフライン協業という三つの要素を備え、この空白を埋めることができるかに業界の関心が集まっている。