【北、またクラスター弾挑発】
11日ぶりに再試験で打撃能力を誇示
金正恩、娘のジュエと現場参観「大満足」
有事に米増援の介入を阻む狙いと分析
11日ぶりに再試験で打撃能力を誇示
金正恩、娘のジュエと現場参観「大満足」
有事に米増援の介入を阻む狙いと分析
北朝鮮は拡散弾頭を搭載した短距離弾道ミサイルを11日ぶりに再発射し、対南打撃能力を誇示した。首都圏や平沢の在韓米軍基地など、韓米の中核戦力を狙う打撃能力を強調し、有事に米軍の増援介入を阻止する狙いを示したとの分析が出ている。 朝鮮中央通信は20日、北朝鮮のミサイル総局が前日に改良型短距離弾道ミサイル「火星砲-11ラ」型の戦闘部(弾頭)威力評価のための試験を行ったと報じた。通信は今回の試験目的を「戦術弾道ミサイルに適用される散布戦闘部(拡散弾)と破片地雷戦闘部(空中地雷散布弾)の特性と威力を確証することにある」と伝えた。北朝鮮は今月6~8日に拡散弾頭を試験しており、11日ぶりに再び試験に臨んだ形である。
今回は異例にも試射映像を公開した。防波堤の先端から発射され、拡散弾が小島を直撃する場面が映されている。使用された「火星砲-11ラ」は、いわゆる北朝鮮版イスカンデルと呼ばれるKN-23の縮小型と見られ、弾頭部にクラスター弾(集束弾)と空中地雷散布弾を搭載して殺傷力を高めているのが特徴だ。
拡散弾とは、一つの弾頭に数十~数百の子弾(小爆弾)が収められ、空中で爆発して子弾が四方へ散布される兵器である。子弾を一つ一つ迎撃することは困難で、殺傷力が無差別であるため「悪魔の兵器」とも呼ばれる。北朝鮮が今回初めて言及した空中地雷散布弾は、着弾後に直ちに爆発せず地雷として機能する「散布地雷」と見られ、撒かれれば当該地域で相手軍の機動を事実上封じる効果があると分析されている。
北朝鮮は特に今回の試験で5発のミサイルにより「136㎞離れた島目標の12.5~13ヘクタールの面積を高密度で強打した」としてクラスター弾の威力を強調した。サッカー場約18面分を焦土化したという主張で、直前の試験で主張した面積(6.5~7ヘクタール・サッカー場約10面)より破壊範囲が約2倍に拡大したことになる。イスラエルの防空網がイランのクラスター弾に対して無力化されるのを見た北朝鮮が、クラスター弾実験に熱を上げている様子がうかがえる。
娘のジュエとともに試射現場を参観した金正恩国務委員長は試験結果に「大満足」の意を示した。金委員長は「多用途の散布戦闘部が開発・導入され、軍の作戦需要を効率的に満たすことができるようになった」と評価した。
北朝鮮が特殊弾頭を組み合わせた短距離ミサイルで韓米の中核戦力への圧力を強め、有事の際に米国の介入を阻止する方向へ進んでいるとの分析が出ている。統一研究院の洪民(ホン・ミン)上席研究委員は「136㎞の半径はソウルや平沢の在韓米軍基地、烏山(オサン)空軍基地、天安・牙山一帯まで射程に入る」と指摘し、「韓米連合軍の最も敏感な標的群を攻撃できるため非常に脅威的」と分析した。慶南大学極東問題研究所のイム・ウルチュル教授は「今回の試験は戦術的抑止力の完成と米国の介入阻止を狙ったものに見える」と述べ、「有事に米国の戦略的負担と軍事的介入コストを最大化しようとする狙いがある」と指摘した。
- 「どういうわけか消化が良くなかった」信じていた「ゼロ飲料」の裏切り【職場一喝】
- 「ホルムズついに開かれる」と言われたが…イラン「海峡接近時は攻撃」再封鎖
- 「従業員3万人を解雇したら株価が急騰?」…従業員が血の涙を流す間に株主は歓声、何が起きたのか
- 北、11日ぶりに弾道ミサイル数発発射…今年に入って7回目
- 李在明政権の国防改革…軍が「大兵科体系」を導入する【イ・ヒョンホのミリタリー!トーク】
- 「口座を貸すだけで金を渡す」と言われて誘惑に乗ると血の涙…金融監督院、仮想口座詐欺「注意報」
- なぜか非常に時間がかかった…いつも人で賑わう仁川空港、「迅速性」の評価ランクが下げられた
- 「うちの息子を医大に行かせるのは本当に大変だ」…今年の医大新入生の内申合格線が「3年で最高」
- 先物投機家を肥えさせる海路の駆け引きは何日まで続くか【トランプ・ストッカー】
- 40%激減したディディムドル貸出…投機需要は抑えられたが実需者は狼狽