▲ユ・ヒドン 延世大学 大気科学科 特任教授/前 気象庁長
現在、われわれは「予測の時代」に生きている。気象やエネルギー、経済、農業、海洋など社会の全分野で未来を予測し、不確実性を低減するために数多の数値モデルが動く。その過程で膨大なデータ処理のため、数百億ウォン(数十億円規模)から数千億ウォン(数十億〜百億円規模)に及ぶスーパーコンピュータが投入される。だが皮肉にも、予測が外れた際に真っ先に非難されるのも、これら高価な最先端機器だ。
気象予報が外れると「高価なスーパーコンピュータでゲームでもしているのか」といった冷笑が向けられることが多い。しかしそれは本質を見誤っている。スーパーコンピュータは入力されたアルゴリズムを忠実に計算する装置にすぎない。予測の成否を左右するのは、そこで動くソフトウェア、つまり数値予報モデルの完成度と、自然が備える本質的な不確実性だ。言い換えれば、スーパーコンピュータは十分に役割を果たしているにもかかわらず「価値がない」と誤解されている。装置側にとってこれほど理不尽なことはないだろう。
もっと深刻なのは、数値モデルの結果があたかも「唯一の正解」であるかのように受け止められることだ。最新のモデルは複雑な計算結果を派手なグラフィックや精巧で整然とした表で示す。今後は人工知能を活用してこうした可視化がさらに進む。見やすいビジュアルは直感的理解を助ける一方、政策決定者や一般を「確定した数値」に安住させる危険がある。そこに潜む不確実性や変動性は容易に覆い隠されてしまう。
この危険性は、過去のアメリカのラインハート(Reinhart)・ロゴフ(Rogoff)の研究が政策的誤りを招いたことで鮮明になった。国家債務比率が国内総生産(GDP)の90%を超えると経済成長が急速に鈍化するという彼らの結論は、世界中の緊縮政策の根拠として利用されるほど大きな影響力を持った。しかしその後、一定の検証が行われていたにもかかわらずデータの欠落や計算ミスが明らかになり、その「確定的数値」は蜃気楼に過ぎないことが露呈し信頼を失った。実際にこの結果を反映した多くの国が被った派生的損害は甚大だったと評価されている。モデルの結果を絶対視し、その限界を無視すれば、予測は現実を説明する道具を超え、現実を歪めて被害を生む危険な手段になり得ることを示した事例だ。
結局、誤りを減らしモデルの信頼性を高める唯一の方法は徹底的な検証だ。多くの数値モデルには独自の検証体制があるが、そのプロセスが十分に公開され、社会的信頼を得ている例は少ない。ここで我々は気象予報の検証文化に注目すべきだ。
気象予報では数値モデルの予測は日々「評価成績表」によって検証される。今日の予測は明日の観測と即座に比較され、結果は隠されることなく公表される。こうした日々のフィードバックは時に非難を招くが、同時にモデルの弱点を露呈し改善を促す強力な原動力になる。エネルギー需要の予測や経済見通しといった他分野も、この持続的な検証体制を積極的に取り入れるべきだ。予測値と同時にその精度や限界を示す文化を定着させる必要がある。
特に数十年から数百年先を見通す長期の気候予測やエネルギー政策では、いっそう慎重な姿勢が求められる。単に未来の数値を示すだけでは不十分だ。モデルが過去と現在をどれだけ正確に再現してきたか、そこから導かれる未来予測の信頼度がどの程度かという説明が必ず付されねばならない。信頼性の欠けた数値は情報ではなくノイズにすぎない。
われわれは数値モデルが生み出す華やかな結果の背後にある「前提と限界」を読み解く必要がある。予測結果に接するたびに「この数値はどのように検証されたのか」「どこまで信頼できるのか」と問いかけよ。この批判的姿勢は予測を否定するためのものではない。むしろ予測の価値を正当に活用するための出発点だ。市民と政策決定者がこうした問いを投げ始めれば、数値モデルはより高い完成度へ進化し、単なる計算道具を超えて不確実な未来の中で合理的な選択を支える「信頼できる知識」として定着するだろう。
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また、アームウォーマーのディテールのおかげで、まるでゲームの中のダークヒロインを思わせる印象を与え、ジゼルは時折壁に寄りかかりながらカメラを見つめたり、腕を上げて大胆な角度のシルエットを演出した。
このような破格なスタイリングはエスパ特有のガールクラッシュイメージを一層際立たせた。
一方、エスパは11月29日、香港・啓徳スタジアムで開催された『2025 MAMA AWARDS』チャプター2でベストコレオグラフィー、ベストダンスパフォーマンス女性グループ、ベストフィメールグループなど3冠に輝き、グローバルな舞台で存在感を再確認した。