「母を失った悲しみ」俳優の心の闇を明かす衝撃の告白

キム・ダニエル | 2026.03.27

引用:KBS
引用:KBS

【マイデイリー = カン・ダユン記者】俳優イ・サンボの突然の訃報が伝えられる中、かつて麻薬疑惑で取り沙汰された際に明らかになった彼の家族の背景が改めて注目されている。

27日、京畿平沢警察署によると、イ・サンボは前日、平沢市の自宅で遺体で発見された。享年44歳。警察は犯罪性はないとみて、死因の詳しい経緯を調べている。

1981年生まれのイ・サンボは2006年にドラマ『透明人間チョ・ジャンス』でデビューし、『嫁の全盛時代』『ミス・モンテクリスト』などに出演した。しかし、2022年には突如として麻薬使用の疑いをかけられ、秋夕の連休中に緊急逮捕される屈辱を味わった。当時イ・サンボは処方されていた抗うつ薬の成分によるものだとして疑いを否認した。

その後、国立科学捜査研究院の精密検査で、簡易試薬検査で陽性反応が出ていたモルヒネは検出されず、不安症状の治療に用いられるベンゾジアゼピンと、うつ病治療に使われる三環系抗うつ薬のみが確認された。結局イ・サンボは約20日後に嫌疑なしで不起訴処分となった。

この過程で、彼がこれらの薬を服用するに至った経緯も明らかになった。疑いを否認していたイ・サンボは自身のアカウントで、名節を共にする家族がいないと打ち明け、「愛する人たちを胸に埋めることは決して容易ではなかった。だから神経安定剤に依存し、今では安定剤がなければ気持ちが落ち込む弱い人間になってしまった」と本音を明かしていた。

不起訴決定後の同年10月、CBSラジオ『キム・ヒョンジョンのニュースショー』に出演し、家族への思いと孤独感から、普段服用していた神経安定剤とともにビールを1缶飲んだと当時の状況を説明した。また、緊急逮捕後の自宅捜索で、普段服用していた神経安定剤が発見されたとも明かした。

さらにMBN『特種世界』ではソウルを離れて郊外の宿泊施設に滞在している近況を伝え、1998年に姉を交通事故で失い、2010年に父を見送った後はカウンセリングと薬物療法を並行してきたと告白した。母も2019年に肺がんで亡くなり、その後うつ病と不安が悪化して抗うつ剤と神経安定剤を服用するようになったと語っている。

母の墓を訪れた際には「嫌疑が晴れ、たまたま昨日は母の誕生日だった。普段来るときとは感じが違う」と述べ、「もう心配しなくていい。完璧ではないが嫌疑が晴れたことを慰めにしなければならない」と語っていた。

同年11月にはチャンネルS『進撃の姉たち』でも家族について言及し、家族は4人だったとしたうえで、姉、交通事故で急逝した父、肺がんで亡くなった母と立て続けに家族を失った痛みを明かした。

母の葬儀を振り返り、3日間の葬儀を行う間に母との約束を守るために一度も人前で涙を見せなかったと語った。「ここで泣いたり崩れたりする姿を見せれば、遺影の中の母があまりに悲しむだろうから、誰にも見られない場所で泣いた」と述べ、その胸中を窺わせた。

イ・サンボはその後、ドラマ『優雅な帝国』で復帰し、昨年にはコリアマネジメントグループ(KMG)と専属契約を結んで次回作を検討していると伝えられていたため、今回の訃報は一層の悲しみを呼んでいる。

一方、イ・サンボの遺体安置所は京畿平沢中央葬儀場3号室に設けられている。出棺は29日午前10時30分に執り行われ、埋葬地は天安追悼公園、平沢市立追悼館となっている。