
【더구루=チョン・イェリン 記者】 起亜(キア)の中国主要生産拠点、燕城第3工場が現地の「トップ10」自動車工場に選ばれ、製造品質の競争力が確認された。安定した生産力を土台にブランド信頼と事業基盤を強化し、中国市場での販売拡大に貢献するかが注目される。
17日、中国自動車品質評価プラットフォーム「車質網(CheZhi.com)」によると、江蘇省燕城に位置する起亜燕城第3工場は「2026中国自動車製品品質トレンドシンポジウム」で発表された「2025年度自動車品質優秀工場」リストに名を連ねた。シンポジウムは車質網とカイルイサイチコンサルティング(KaiRuiSaichi Consulting)の共同主催で、12日(現地時間)に北京で開催された。
今回の評価は中国全土の596の完成車製造工場・生産基地を対象に実施され、最終的に10工場が選出された。起亜燕城第3工場を含め、△比亜迪(BYD)済南工場、△上海進喬キャデラック工場、△上汽フォルクスワーゲン安亭第3工場、△セレス(SERES)スーパーファクトリー、△吉利汽車、△広州汽車(GAC)、△チェリー自動車、△長安自動車、△リオト(Li Auto)など計10か所が選ばれた。国産ブランド、合弁ブランド、新興の電気自動車企業の生産施設が混在している。
中国自動車製品品質トレンドシンポジウムは、中国自動車産業の品質動向を分析するために設けられた業界イベントで、完成車メーカーや主要部品・サプライチェーン企業の関係者が参加した。車質網とカイルイサイチコンサルティングは同イベントで「2025年自動車品質不満分析報告書」と「2026年自動車製品品質トレンド分析」を発表し、年間の自動車品質優秀工場評価結果を公表した。
評価は消費者の品質不満データ、車両販売台数、ユーザー調査結果などを組み合わせた評価モデルに基づき、各工場の品質管理レベルを分析する方式で行われた。消費者の不満対応水準、品質管理体制、生産の安定性などが総合的に反映された。
燕城第3工場が10大自動車製造施設に含まれたことは、中国自動車産業内の生産競争構図の中で起亜の工場が主要な製造拠点の一つと評価されたことを示す。とくに中国市場が国産の電気自動車企業を中心に再編される中で、外資系企業の生産施設が優秀工場リストに入った点に意義があると分析されている。
起亜は近年、中国事業構造を再編し、燕城の生産基地を中心に現地製造体系を整備している。中国国内向け販売だけでなく、グローバル向け輸出の生産拠点として活用する戦略も並行して進めている。
燕城には計3か所の生産工場が構えている。1工場は中国国内での販売低迷などの影響で現地企業に賃貸され、2工場は電気自動車専用ラインに転換されEV5を生産している。
第3工場はかつて東風(东风)と悦達(悦达)、起亜が共同出資して設立した生産施設である。2022年4月に東風が合弁から撤退し、現在は「悦達起亜(Yueda Kia)」体制で中国事業が運営されている。
年産約45万台の生産能力を持つ燕城第3工場は、起亜で最大規模の単一完成車生産施設にあたる。現在はK3、K5、セルトス、カーニバル、ソネット、スポーティージなどの内燃機関車を生産しているが、近年の中国における内燃機関車需要の減少を受け、稼働率は約45%にとどまっている。