
▲資料写真。現代モービスのハンガリー工場の全景。
現代モービスは未来の新技術を先取りするため、研究開発(R&D)投資を積極的に拡大している。2年でR&D投資額を20%以上増やし、特許権取得にも注力している。
11日、この会社の事業報告書によると、現代モービスは昨年、連結基準でR&D費用として1兆8774億ウォン(約2,010億8,831万4,000円)を計上した。
これより前の2023年は1兆5491億ウォン(約1,659億2,410万1,000円)、2024年は1兆7499億ウォン(約1,874億3,178万9,000円)をR&Dに投入した。2年間で関連支出は21.1%増加した。
売上高に対するR&D費用の割合も上昇した。2023年は2.69%、2024年は3.06%で、昨年は3.07%に達した。
特許も着実に取得している。事業報告書によれば、2023年には自動車の車線変更方法やモーター用バスバーユニットなど、合計48件の重要特許を新たに取得したと紹介している。2024年には車両用ルーフエアバッグ装置やレーダー信号処理システムを含む合計49件を重要特許として挙げている。
昨年の重要特許権取得件数は48件だった。ほとんどは先行技術を抑えており、商用化までは短くて2~3年、長くて5~6年を要すると見込まれている。冷却性を高めたモーターやエアバッグ折りたたみ装置など既存技術の高度化に関する特許から、衝突距離推定装置や車両速度制御システムなど未来の自動運転に関連するものまで、多様な種類が含まれる。
出願総数を見ると、2023年5月から昨年5月までで7500件超に上る。そのうち約40%が未来モビリティの中核技術分野の特許だ。
現代モービスは技術競争力を確保し、自動運転、車載インフォテインメント(IVI)、電動化を含む未来の自動車技術をリードするための具体的な実行課題を推進している。
自動運転については、運転者が便利かつ安全に運転できるよう支援する「能動型運転支援システム」(ADAS)を基盤に、認知・測位・判断・制御を網羅する完全自動運転システムの開発に注力している。
IVI分野では、中心的な役割を担う制御機器からオーディオ、ビデオ、ナビゲーション、ヘッドアップディスプレイ(HUD)、クラスター、プレミアムサウンドシステムまでを包含する統合型システムの研究を進めている。
電動化分野では、ハイブリッド車と電気自動車に必要な高出力駆動システムや大容量バッテリーシステム、電力変換システムなど、多様な環境対応の電動化部品技術を開発している。
このほか、車両の中核を成すブレーキ、操舵、ランプ、安全、懸架部品やモジュール、新素材といった基礎技術の強化にも継続的に取り組んでいる。近年はロボティクスと車載半導体分野への投資を強化し、将来の新規事業競争力の確保を図っている。
現代モービスは当初、研究開発業務を担う研究所を研究開発本部、製品開発センター、品質研究所に分けて運営していた。2020年には事業部体制を全社に拡大し、組織名をBU(Business Unit)に変更。2021年には半導体設計セクターを新設し、2022年にはシステム半導体とパワー半導体を分離して車載半導体の内製化に向けた取り組みを開始した。
昨年は成長潜在力が大きく、自動車部品と技術的類似性が高いロボティクス部品市場を戦略的に開拓するため、ロボット部品事業の専任組織を新設した。
現代モービスは昨年、現代・起亜を除く海外完成車メーカーを対象に総額91億7000万ドル(約1兆4,455億5,604万9,000円)(約13兆2000億ウォン(約1兆4,138億5,200万円))規模の受注を達成した。当初の目標額74億5000万ドル(約1兆1,744億1,576万5,000円)を23%以上上回る数字だ。
イ・ヒョンウ記者 yes@ekn.kr