
ベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イランおよびその代理勢力との戦争に対して断固たる姿勢を示した。現地時間30日、首相は国民向け演説や閣僚会議で、イランに対する戦略的戦争目標の半分以上をすでに達成したと述べ、現在の軍事的成果を公式に評価した。
ネタニヤフは、イスラエル軍(IDF)の精密打撃と情報力により、イランの軍事的脅威を大幅に削減したと強調した。敵の主要な基盤施設や指揮系統が深刻な打撃を受け、これはイスラエルの安全保障にとって不可欠な措置だと付け加えた。
しかし、国際社会が注目する「終戦時期」については依然として不透明な姿勢を崩さなかった。ネタニヤフは目標達成に速度を上げているが、戦争をいつ終えるかの具体的な時期は決まっていないと明言した。これは、すべての安全保障上の目標が完全に満たされるまで軍事作戦を無期限に続ける意思を示すものと解釈される。
今回の発言は、イランの報復攻撃の脅威とガザ地区やレバノン戦線の緊張が交差する中でなされ、特に注目を集めている。イスラエル国内の強硬派の支持を結集する一方で、国際社会からの停戦圧力には線を引き、「完全な勝利」を目指す独自路線を堅持する狙いがうかがえる。
中東の専門家は、ネタニヤフの今回の声明がイラン政権への強い警告であると同時に、今後の交渉の席で有利な立場を確保するための高度な政治的計算が働いていると分析している。