韓国海軍、ついに指揮官に!55年ぶりの快挙

ハルト | 2026.05.04

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55年ぶりに握った「連合海軍司令塔」の指揮棒

海軍によると、米海軍第3艦隊は今年のリムパック訓練計画を発表し、韓国海軍が連合海軍構成軍司令官(Combined Force Maritime Component Commander, CFMCC)を務めると公式に通告した。リムパックで韓国がこの職を務めるのは、1990年に初めて参加して以来初めてのことだ。

2024年のリムパックでは、韓国は連合海軍構成軍の副司令官を務めて経験を積んだ。今回、司令官に昇格することで、事実上、海上戦力を統括する第2位(米第3艦隊司令官の次席)に就くことになる。

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約30か国、約40隻…韓国提督が操作する指揮盤

連合海軍構成軍司令官は、リムパック全体を統括する連合機動部隊司令官(米第3艦隊司令官)の指揮下にありつつ、参加する多国籍海軍戦力の作戦を統合・調整する任務を担う。今年のリムパックには約30か国から水上戦闘艦・潜水艦約40隻と航空機、海兵隊が参加する見込みで、韓国海軍の提督がこれらの海上戦力を戦場シナリオに応じて配置・運用する。

海軍は「連合海軍構成軍司令官任務を成功させ、我が海軍の作戦指揮能力を世界に示す」と表明した。カナダ空軍は同訓練で連合空軍構成軍司令官を務め、空と海を米韓加の3か国で分担して指揮する構図になる。

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リムパックという舞台:ハワイで行われる「海上戦のリハーサル」

リムパックは、海上交通路の防護、海上脅威への共同対応、連合艦隊の相互運用性・作戦能力向上を目的とした環太平洋多国籍海上訓練だ。米太平洋艦隊司令官が主催し、米第3艦隊司令官が連合機動部隊司令官を務めて訓練全体を統括する。

1971年の初回以来、隔年で実施され、今年で30回目を迎えるリムパック2026は、来月末から7月にかけてハワイ近海とハワイ基地周辺で展開される予定だ。韓国海軍は、最新型イージス駆逐艦「正祖大王艦」などの水上艦艇と海上・陸上の指揮要員を派遣し、連合作戦シナリオに沿って対潜戦、対艦戦、上陸作戦支援など多様な任務を遂行する。

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「副司令官から司令官へ」…なぜ韓国の順番が回ってきたのか

韓国海軍がリムパック司令部内で段階的に指揮職を積み上げてきた過程も見逃せない。1990年の参加当初は単なる参加国にとどまっていた韓国は、2010年代以降、多国籍の上陸作戦や対潜作戦などで実務指揮を任され存在感を高めてきた。

2022年には構成軍司令部傘下の多国籍連合強襲上陸部隊を統括し、2024年の訓練では連合海軍構成軍の副司令官を務めて上位指揮の経験を積んだ。米第3艦隊は「韓国海軍が作戦計画の策定・実行・指揮監督能力で国際的な信頼を得たため、今年は海上構成軍の指揮を任せることにした」と説明している。

\"『韓国の船に乗ってみよう』

インド・太平洋で高まる「韓国の役割」論

専門家は今回の指揮権付与を単なる訓練上の“手当て”とは見ていない。米国は中国を念頭に置くインド・太平洋戦略で同盟国間の役割分担を強調しており、海上交通路に依存する韓国には海洋安全や連合作戦の指揮でより大きな責任を求めてきた。

韓国がリムパックで30か国規模の連合艦隊を直接指揮する経験を積めば、将来の実戦的な危機でも多国籍海上作戦の指揮・調整を担える「資格」に近い経歴となる。韓国海軍の大洋展開志向や中長期的な空母・大型輸送艦計画と相まって、今回のリムパックでの指揮経験はインド・太平洋地域の安全構造における韓国の地位を押し上げる足掛かりになり得る、との見方がある。

\"連合地上軍司令部も常設化…作戦権転換の推進に『速度』

「自国の海を守る海軍から、同盟の海まで責任を負う海軍へ」

リムパック2026で韓国海軍は、もはや「訓練に招かれた客」ではなく、30か国の艦艇を束ねて機動させる実質的な海上指揮ノードとして機能することが期待される。これは朝鮮半島防衛を超え、海上交通路防護や域外抑止を念頭に置いた韓国海軍の作戦範囲拡大を象徴する。

海軍内部では「今回の任務を足掛かりに、今後多国籍連合作戦で我々が担うべき役割についての議論がより活発化するだろう」という期待がある一方、司令官職を完遂しなければならないという重圧も強まっている。結局、55年ぶりに手にしたこの指揮棒が、韓国海軍を「自国の海を守る海軍」から「同盟の海まで責任を持つ海軍」へと変貌させる転換点になるかどうかが注目される。