AI広告の恐怖!マクドナルドの失敗とは?

イム・デジュン記者 | 2026.04.18

マクドナルドの広告の一部(写真=X, Theodore McKenzie)
マクドナルドの広告の一部(写真=X, Theodore McKenzie)

マクドナルドが人工知能(AI)で制作した広告が強い批判を受けて撤回された。近年、グローバル企業による生成AIの広告利用が増える中、論争も増加している。

BBCは10日(現地時間)、マクドナルド・オランダがYouTubeチャンネルでAI生成の広告を公開したが、ソーシャルメディアで大きな非難を浴びたと報じた。

45秒のこの広告は6日にマクドナルド・オランダのYouTubeチャンネルで公開された。ソーシャルメディアの利用者はAIの使用を批判し、ある投稿者は「今年見た広告の中で最もひどい広告だ」と酷評した。

マクドナルド・オランダは9日に動画を削除した。現在は一部のソーシャルメディア上にのみ広告が残っている状態だ。

同社は、AIの効果的な活用を模索する過程で重要な教訓になったと述べた。この広告はオランダと米国の広告制作会社が手掛け、どのツールが使われたかは明らかにされていない。

一部の専門家は、消費者が広告にAIが使われたかどうかに大きな関心を示さないと指摘する。しかしこの広告は、AIが使われていることが見て取れる出来になっていたとされる。

「一年の中で最もひどい時間」というスローガンを掲げ、クリスマス休暇中に起こり得る混乱した場面をいくつも描写し、その代わりに休暇はマクドナルドで過ごすほうが良いというメッセージを伝えていた。

だが視聴者は、映画の登場人物が不気味に見える点や、場面が継ぎ接ぎに見える編集を批判し、「ぞっとする」「編集がめちゃくちゃだ」と評した。

また、映画産業の雇用減少への懸念も呼び起こした。あるユーザーは、「俳優も撮影チームもいないなら、映画制作の未来がこんな姿になるのは本当に恐ろしい」と指摘した。

マクドナルドが今年見た広告の中で最もひどい広告を発表したに違いない — コカ・コーラのものよりも悪い。

完全にAI生成である、これが一つ。見た目が不快である、これが二つ。グリンチよりもクリスマスを冷笑的に扱っている、これが三つ。

これを一人で苦しむのは嫌だ、見てみてほしい: pic.twitter.com/lRYODLkkBJ

— Theodore McKenzie (@realTedMcKenzie) 2025年12月6日

だが、今回の広告を制作したスイートショップのメラニー・ブリッジCEOは広告を擁護した。

フューチャリズムの報道によれば、この広告は7週間で制作され、多くのチームがほとんど寝ずに数千回のテイクを生成し、その後に高品質な制作物に見えるよう編集を重ねて完成度を高めた。彼女は「これは単なるAIトリックではなく、一編の映画だ」と述べた。

マクドナルド・オランダは、この広告は休暇中に発生する可能性のあるストレスを反映するためのものだったが、広告を削除することにしたと説明した。

また今回の件は、AIを効果的に活用する方法を模索する過程で重要な教訓を与えたと付け加えた。

一般に、クリスマスキャンペーンの広告制作には最長で1年かかることがある。AIはその制作期間を数週間に短縮する可能性がある。

以前に公開されたコカ・コーラのクリスマス広告も制作に約1か月かかったと伝えられる。今回のコカ・コーラ広告は人間を登場させず動物だけで構成されたため、視聴者の抵抗感を招かなかったという。

ソーシャルスプラウトの分析報告によれば、オンラインのコメント投稿者の61%がコカ・コーラの広告に対して肯定的な反応を示した。

イム・デジュン記者 ydj@aitimes.com