「ルルレモン株が急落!市場期待を裏切る」

キム・ダニエル | 2025.03.28

ルルレモン・アスレティカ(LULU)の株価は、市場の期待を下回る今後の業績見通しを受けて急落した。堅調だった昨年第4四半期の決算発表にもかかわらず、消費者心理の低迷が厳しい見通しを招き、投資家の不安が広がった。

企業側は、2日に終了した会計年度第4四半期の業績で、1株当たり利益(EPS)6.14ドル(約978円)と売上高36億1000万ドル(約5,748億5,932万4,100円)を記録したと発表した。これは市場予想のEPS5.88ドル(約936円)、売上35億8000万ドル(約5,700億8,209万9,800円)をいずれも上回る数値だった。しかし、同期間の既存店売上増加率が3%にとどまり、アナリストの予想を下回ったため、一部失望が広がった。

より深刻な懸念は2025会計年度に対する同社の見通しにある。ルルレモンは第1四半期のEPSを2.53〜2.58ドル(約円)、売上高を23億4000万〜23億6000万ドル(約3,758億831万1,600円)と見込んだ。通期見通しはEPS14.95〜15.15ドル(約円)、売上111億5000万〜113億ドル(約1兆7,994億2,115万3,000円)程度で、これらはいずれもウォール街の期待を下回る。

キャルビン・マクドナルドCEOは決算発表後のカンファレンスコールで「インフレと景気減速に対する消費者の懸念が高まり、全体の消費支出が縮小している。これにより米国内の業界全体の流動客数が減少しており、当社も同様の影響を受けている」と述べた。この日、ルルレモンの株価は取引開始直後に約11%下落し、昨年11月以来の安値で寄り付いた。

相次ぐ投資会社による目標株価の引き下げも株価下落を促した。JPモルガンは従来より低下した業界トラフィックとコスト負担を理由に目標株価を391ドル(約6万2,263円)に引き下げ、オーバーウェイトの評価を維持した。UBSは年平均で二桁のEPS成長は難しいと判断し、目標株価を335ドル(約5万3,346円)に引き下げて中立の評価を示した。

為替変動や関税問題も今後の収益性にネガティブな影響を与える可能性があるとの分析が出ている。高金利と消費の弾力性低下が続けば、衣料品小売業全体への圧力が企業の利益率に長期的な打撃を与える恐れがある。