LFのカジュアルブランド「ヘジス」は、FWシーズンの変化する天候や消費トレンド、グローバル市場環境の変化に先手を打って対応し、柔軟な企画力、若い感性、グローバル展開を軸にブランドの進化を加速している。

ヘジスは、気候変動で季節の境界があいまいになるトレンドに合わせ、アウターの軽量化とHYBEリード商品企画を核心戦略に据えている。メンズラインでは、11月の主力商品群であるグースダウンのマックコート、ダウンジャケット、ショートダウンの重量を最大で2倍まで削減し、トレンドに先手で対応している。
例えばショートダウンは昨年1140gから今年605gへと大幅に軽量化され、動きやすさが向上した。またレザーアウターの投入量は前年に比べ約2倍に拡大し、アウター型セーターやシャケットなど高付加価値のHYBEリード製品を継続的に投入して市場の反応を引き出している。11月からはプレミアムアウターのラインナップを追加投入し、シーズンの主力アイテムとして位置付ける予定だ。
" />ウィメンズラインも「軽やかな優雅さ」をコンセプトに、複雑なディテールを削ぎ落とし、光沢のある高級素材と簡潔なシルエットで洗練された感度を強めている。トレンドに合わせてヘビーダウンを縮小し、ミッドダウンの投入量を前年に比べ20%拡大して変化した天候に迅速に対応しているほか、コーデュロイやスエードなど秋素材を活かした感度の高い新製品も多彩に展開している。
ヘジスは固定されたシーズンのラインナップに依存せず、天候や消費者反応に応じて商品構成を柔軟に調整する「スポットアイテム」運用体制の強化を継続している。これはシーズン別企画中心の従来方式から脱し、ブランドの機敏性と市場対応力を高める中核戦略になっている。
また今回のFWシーズンからは成人コレクションのキッズ版で構成したキッズラインナップを新たに投入し、ファミリールック市場の攻略を本格化させた。主要購買層は40代前半の女性で、子どもとともにブランドを消費する家族単位のファンダム的消費が見られる。26SSシーズンからはキッズラインとペットラインの拡張を通じて、ファミリールックの商品企画を本格的に強化する計画だ。