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ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などによれば、投票結果は両党の対立を鮮明にした。共和党の53人は全員賛成した一方、民主党からは親トランプ寄りとされるジョン・フェッターマン議員(ペンシルベニア州)のみが賛成し、キルステン・ギリブランド議員(ニューヨーク州)は棄権した。
1977年に連邦準備制度理事会議長の任命に上院の承認が必須となって以来、これほど両党が対立する中で辛うじて承認が得られた例はない。
現議長ジェローム・パウエルは今月15日に議長としての任期が満了するが、理事としてはさらに2年の任期が残っており、連邦準備制度理事会にとどまる見込みだ。ウォッシュ新議長は早ければ今週中に就任し、任期は4年となる見込みだ。
就任後の最初の重要公務は、来月16〜17日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)の会合を主宰することになる。この会合で米国の基準金利が決まるため、ウォッシュ氏が金利決定を主導することになる。
今回の承認過程で焦点となったのは連邦準備制度の独立性だ。ドナルド・トランプ大統領はこれまで連邦準備制度に対して利下げを求め、パウエル議長を公然と批判してきた。そのため、行政府が中央銀行の独立性を揺るがしているとの批判が出ていた。
ウォッシュ氏は先月、上院の銀行・住宅・都市問題委員会での承認公聴会において、民主党議員の懸念に応え、中央銀行の金融政策の独立性を守ると明言し、トランプ大統領と政策面で何らの約束も交わしていないと述べた。
さらに、連邦準備制度が国民とどう対話するか、インフレ統計の中でどの物価指標を重視するかなど、運営面のさまざまな問題を見直したいと述べた。
