江原道インジェ郡は、ソウル市中心部の地下鉄を活用した生活密着型の観光プロモーションと地域の家族向け体験プログラムを並行して進め、観光誘致と住民の実感できる福祉向上の双方で成果を上げている。
インジェ郡は19日、先月7日にソウルの駅三駅に観光プロモーションを設置したと発表した。設置場所はトイレと駅構内の壁面で、市民の日常動線上にある。白樺の森をイメージしたビジュアルを用い、誰もが自然に触れられるように企画した。駅三駅は1日平均13万人が利用する都市の主要駅で、首都圏の潜在的観光客を狙った戦略である。
プロモーションは体験型で展開された。「駅三駅で出会う江原道インジェ郡の自然、楽しめましたか?」という文言を掲げた満足度投票掲示板を運営し、通行者の参加を促した。反応はすぐに表れ、「インジェ郡に旅行に行きたくなった」という回答が圧倒的に多かった。「インジェ郡の写真が貼られて駅三駅のトイレがより良くなった」「白樺をトイレで見ることができて環境が快適になった」といった声も寄せられ、日常空間を起点としたプロモーション効果が確認された。
今回の取り組みは一度限りのものではない。インジェ郡は2012年以降、江南駅、蚕室駅、弘大駅など30余りの駅で観光プロモーションを継続してきた。これまでに設置した額縁は約400、ラッピングは約80に上る。今年は駅三駅に額縁18点、ラッピング2か所を追加し、光明・天王駅への展開も進めている。都市鉄道と連携したプロモーションを段階的に拡大する構えである。
郡の担当者は「ソウルの地下鉄駅という日常的な空間でインジェの自然や情緒を伝えることで、より親しみやすく地域の魅力を伝えたかった」と述べ、今後も生活の接点での多様なプロモーションを通じて、より多くの人がインジェを訪れたくなるよう観光施策を強化していくと述べた。
一方、インジェ郡のドリームスタートでは同時期に家族向け体験プログラム「インジェの隠れた体験を探すドリーム探検隊」を実施した。対象は文化や体験の機会が乏しい子どもとその家族で、情緒の発達と家族の絆強化を目的としている。
プログラムは2回実施された。先月11日には南田1里の陽光村で「春の香りあふれるノビル(냉이)探し大作戦」が開かれ、5家族16人が参加した。春の山菜採取体験を通じて季節の変化を肌で感じる活動を提供し、自然の中での交流を重視した。続いて18日には南面のベリー新南いちご農場で「いちご農場で過ごす甘い一日」が行われ、7家族18人が参加した。いちご収穫と試食体験が行われ、農業の価値に関する学習も併せて実施された。
現地の反応も好評だった。ある保護者は「遠出しなくても地域の美しい自然の中で子どもと一緒に汗をかきながら笑い合えて、意義のある時間だった」と語り、体験満足度が確認された。
キム・チュンミ インジェ郡 体育青少年課長は「子どもたちが自然の中で季節の移ろいを感じ、家族とともに大切な思い出を作る有意義な時間になったことを願う。今後も多様な体験活動を通じて子どもが幸せに成長できる環境を整えていく」と述べた。