「カカオエンタ、グローバル戦略強化へ」新CEOの登場でファン拡大に期待高まる

キム・ダニエル | 2026.04.03

カカオペイの「26週積立」の主役、コ・ジョンヒ共同代表を迎える

チャン・ユンジュン共同代表とのシナジーでグローバル影響力を拡大

コ共同代表はメロン、ベリーズ、カカオページの高度化に注力

チャン共同代表はスーパーIP確保と海外ファンダム拡大に注力

引用:カカオエンターテインメント
引用:カカオエンターテインメント

カカオエンターテインメントはコ・ジョンヒとチャン・ユンジュンの共同代表体制を発足させ、グローバル市場攻略を加速する。プラットフォームとコンテンツIP(知的財産権)を組み合わせたツートラック戦略で海外ファンダムの拡大に本格的に乗り出す。

とりわけ、カカオペイでプラットフォーム革新を主導してきたコ・ジョンヒ共同代表の招聘は、同社のグローバル戦略における重要な変数だ。コンテンツ競争力に加えプラットフォームの完成度を高め、グローバルユーザー体験を広げる狙いがある人事だと評価される。

カカオエンターテインメントは音楽、ストーリー、メディア全般でプラットフォームとIPを同時に保有している。ここに両共同代表の役割分担を掛け合わせ、シナジーを高める形で事業拡張を図る。

コ共同代表はプラットフォームサービス全般を統括するCPO(最高プラットフォーム責任者)を兼任し、メロン、ベリーズ、カカオページなど主要サービスの高度化に注力する。ダウム、カカオ、カカオバンクを経てユーザー中心のプラットフォーム革新を牽引してきた経験を生かし、グローバル市場でも差別化されたコンテンツ消費体験を設計する見込みだ。

実際、コ共同代表はブログやカフェなどユーザー中心のサービスを企画してきた。カカオペイでは既存の積立より納入期間を短縮し生活密着型の特典を提供する「26週積立」、ミニゲームで特典を提供する「돈 버는 재미」サービス、最愛のアーティストとの意味ある瞬間ごとに貯蓄する「最愛積立」などを打ち出してきた。

カカオエンターテインメントはすでに有意義なグローバル拡張基盤を備えている。ファンプラットフォームのベリーズはリリースから1年で世界202カ国のユーザーを獲得し、そのうち海外ユーザー比率が80%に達している。メロンは中国のテンセントミュージックや日本のラインミュージックと協力し、「K-POPアーティストチャート(仮称)」のローンチ準備を進めている。

ストーリー事業ではカカオページやカカオウェブトゥーンを通じてウェブトゥーンとウェブ小説のIPを海外へ拡張している。プラットフォーム高度化が並行すれば、コンテンツ消費の参入障壁を下げ、ユーザーの滞在時間を延ばす構造を作れると見込まれている。

グローバルIPの拡張と事業の外延拡大はチャン共同代表が担当する。ソニーミュージックコリアおよびアジアハブ代表の経験を持つチャン代表は、グローバルネットワークを基盤にプレミアムIPの確保と海外事業の拡大を主導する計画だ。

とくに新設されたGlobal Growth Centerを軸に、スーパーIPの確保、グローバルファンダムの拡大、新規事業の発掘まで全方位的な拡張戦略を推進する。

カカオエンターテインメントは長年にわたり音楽、ストーリー、メディアを網羅するIPポートフォリオの拡張に注力してきた。IVE、MONSTA X、IUらアーティストに加え、『私だけレベルアップ』のようなグローバルでの知名度を獲得したストーリーIPやドラマ、映画を抱え、事業間の連携でシナジーを広げている。

業績面でも体質改善の効果が出ている。2025年に当期純利益が黒字転換し、構造改善が一定の成果を上げたとの評価がある。

ある業界関係者は、音楽、ストーリー、メディア事業を横断するカカオエンタのプラットフォームとIPがさらに強固に結びつき、シナジーを生み出すだろうと指摘している。

©(株)デイリーアン 無断転載及び再配布禁止