「衝撃の告白」新作『ドクターシン』は母の愛を描くメディカルスリラー!

イ・スンロク | 2026.03.12

引用:TVチョソン「ドクターシン」
引用:TVチョソン「ドクターシン」

【スポーツソウル | イ・スンロク記者】 「神の領域といえる人間の脳を変える素材なので、主人公シン・ジュシンの名には“神(シン)”という字を連想させるようにした。」

イム・ソンハン(筆名ピビ)が、ベールに包まれていたTV朝鮮の新週末ミニシリーズ『ドクターシン』の誕生秘話を12日に自ら明かした。普段は公の場に出ず、作品でのみ語ってきた作家だけに、異例の行動だ。

14日に初放送される『ドクターシン』は、神の領域に挑む天才医師と、ある日突然脳が侵され魂を失っていく一人の女性を描くメディカル・スリラーだ。

引用:TVチョソン「ドクターシン」
引用:TVチョソン「ドクターシン」

イム・ソンハンにとってTV朝鮮のドラマ『アッシドゥリアン』以来、3年ぶりの復帰作となる。空白期間については「たいていのドラマの主人公は一人か二人だが、『ドクターシン』は複数が共演し、人物間の関係やイメージも一致させる必要があったため、制作会社とのキャスティング作業が長引いた」と説明した。

実際、『ドクターシン』にはチョン・イチャン、ペク・ソラ、アン・ウヨン、ジュ・セビン、チョン・ヨンミンらの新鋭が多数、主演に抜擢されている。イムは起用理由について「最善を尽くす姿勢があり、イメージにぴったりの新人を探していた。今回は特に運が味方したと感じる。主人公たちのイメージは一般的ではなく独特で、不思議な魅力が必要だったが、ほぼシンクロ率100%の俳優たちが揃った」と絶賛した。

引用:TVチョソン「ドクターシン」
引用:TVチョソン「ドクターシン」

イムは主演5人のためにロケに弁当車を送るなど特別な愛情を注いだ。あわせて「私の作品を経ていった者たちには初心を失わず、『傲慢だ』『偉そうだ』『俳優病にかかった』などと揶揄されないで、この業界で長く生き残ってほしい」と厳しい助言も送った。

引用:TVチョソン「ドクターシン」
引用:TVチョソン「ドクターシン」

これまでの作風に照らせば、メディカル・スリラーというジャンル転換も視聴者の期待を集めるポイントだ。イムは「素材が自然にメディカル・スリラーになったのであって、最初からジャンルを決めて話を作ったわけではない。一般的なメディカルドラマは医学そのものを扱う場合が多いが、『ドクターシン』は医学や医術によって変わる人間の人生と運命を描く作品だ」と語った。

イムはまた、「作家を始めたころからよくある題材は避けてきた。『ドクターシン』はハリウッド映画『ゲット・アウト』があるからこそ、挑戦する勇気が持てた」と述べた。言及した『ゲット・アウト』は2017年公開のジョーダン・ピール監督作で、現代社会の人種差別問題をホラーとスリラーの手法で鮮烈に描き、世界的な現象を巻き起こした作品だ。

引用:TVチョソン「ドクターシン」
引用:TVチョソン「ドクターシン」

特にイムは本作を母性の物語として強調する。作家は「小学校の頃、担任の先生が出席日より欠席日が多い私を見て『君は子供なのにどこがそんなに痛むのか』と心配するほど病弱だった」と告白し、「母は『私が代わりに痛んであげられたら』と日常的に嘆いていた。私の母だけでなく、子どもへの献身と愛情が強いK-母親たちの情緒をドラマ的に表現した作品だ」と語った。

イムが本作で望む視聴者の反応も同じ文脈にある。彼女は「子どもが苦しむとき、自分が代わりに痛みたいと思う韓国の母親たち、いわゆる『K-母性』をドラマとして描いた。最終回、最後のシーンを見て深い余韻が残れば、作家としてこの上ない喜びだ」と述べた。

イム・ソンハンが再び韓国ドラマ界を揺るがすかどうか注目が集まる。作家は「以前、ある放送局の局長が『イム・ソンハンは目覚めた瞬間からドラマのことだけを考えている作家だ』と言っていたのを思い出す。作品に不要な神経は一切使わない。これから挑戦したいジャンルも多く、新しい素材も豊富にある」と語った。 roku@sportsseoul.comnn