トレンド反映の製品群を中心にキュレーションを強化
Y2Kを基盤としたロー・プロファイルトレンド商品を全面配置

グローバルスポーツブランド、プーマ(PUMA)がソウル・成寿洞にスニーカー専門のコンセプトストア『スニーカーボックス(SNKR BX)成寿店』をオープンした。プーマが同コンセプトの店舗を出すのは上海に続く2店目だ。
店舗名『スニーカーボックス』は文字通りシューズボックスに由来する。
2日に行われたスニーカーボックス成寿店のプレオープンイベントで、イ・スンフン プーマ マーケティング担当理事は、プーマのライフスタイル向けの緑色のシューズボックスをモチーフに空間デザインを始めたと語った。店内の床まで緑で統一したのもそのためという。
店舗デザインはプーマの緑のシューズボックスを起点に、成寿洞特有のインダストリアルなムードを加え、入口のウェルカムスペースから内部の「グリーンフィールド」へと段階的に没入感を高める構成を取っている。壁面の一面はメディアウォールにして、ブランドキャンペーンの映像を常時流す設計だ。


入口には、最近とくに注目度の高いアイテムを揃えた。
とくにグローバルアンバサダーのロゼ(ROSÉ)と連動する「H-Street(エイチストリート)」はメディアウォールと並んで入口正面に並び、成寿洞のトレンドセッターの視線を集めそうだ。
また、Y2Kトレンドの追い風を受けて再評価された「Speedcat OG(スピードキャット OG)」「Speedcat Ballet(スピードキャット バレエ)」などのスピードキャットのラインナップや、新モデル「Tackle(タックル)」といったロー・プロファイル系の製品は入口左側に配されている。
チョン・ヨンジ スポーツスタイルマーケティング担当は、「ドラマ『私の名前はキム・サムスン』にもスピードキャットを履くシーンがあり、2000年代初頭のスキニージーンズやベルボトムに合わせる靴としてスピードキャットは支持されてきた。昨年からのY2Kトレンドと重なり、スピードキャットが再び注目されている」と説明した。
さらに、2024年1月にはスピードキャットのポップアップストアをプーマとして世界で初めて成寿洞で展開した。ロー・プロファイルという潮流が来ており、それに最適なのがスピードキャットだとの確信から、グローバルと緊密に議論して世界初のポップアップを実施した。その後、スピードキャットはブランドの重要なシルエットになったという。

店内奥に進むと、『スニーカーボックス』という名前の由来が体感できる。
プーマの緑のシューズボックスをそのままモチーフに取り入れ、床まで含めて緑で統一した空間がこの店の特徴だ。
イ氏は初めてこの空間に入った際、家のドレスルームや自分だけの趣味空間のような居心地の良さを感じたと語り、客が気兼ねなく靴を試着できるよう、ジグザグ状に製品を並べたと説明した。
左側にライフスタイルシューズ、正面に主要アイテムのスピードキャット、右側にランニングシューズを配し、顧客のニーズに応じて自然に回遊できる動線を確保している。
正面には入口で紹介したスピードキャットの各シリーズを一望できるように陳列した。2024年発売のOGモデルを起点に、女性を意識したGoやバレエ仕様まで多彩なモデルを一か所で見られる。
右側のパフォーマンスゾーンには、プーマを代表するランニングシューズ「Fast-R3(ファスト-R3)」「Deviate NITRO™ Elite 4(ディビエイト NITRO エリート4)」などが並ぶ。
キム・ヒドン スポーツパフォーマンスマーケティング担当は、ランニングトライアルゾーンで精密な足測定とデジタルパッドを用い、個々の足型とサイズに合わせたランニングシューズを推薦するカスタムキュレーションを体験できると説明した。併せて、プーマのブランドランニングクルー「ランプーマファム」第5期がこのスニーカーボックス成寿店を拠点にまもなく運営開始される予定だと明かした。
店内ではシューズに合うアパレルも販売している。通常のプーマ店とは異なり、ここでは現在注目度の高い服だけを厳選し、キュレーション形式で並べる。
左側にはアーバンランニングキャンペーンのランニングウエアを配置し、ランニングシューズと自然に合わせられるパフォーマンスウエアを揃える。
奥にはライフスタイルウエアを配し、女性らしいテイストのT7エディションや『パワーパフガールズ』とのコラボ製品も展示している。
イ氏は、ここでのアパレルは1か月から1か月半のサイクルでキュレーションを入れ替える予定だと述べ、今後もコラボ製品や男女別のファッショナブルなラインを継続して企画・展開していくと語った。
オープンを記念する特別コラボプロジェクトも注目を集めている。店内奥のマネキン2体が着る衣装がそれで、プーマは今回のスニーカーボックス成寿店オープンを記念し、「LVMHプライズ」セミファイナリストとして注目されたデザイナー、ホ・グムヨンとコラボしたプロジェクトを展開した。
ホ・グムヨンの新しいレディースレーベル「GOOMHER(グーマー)」と組んだカプセルプロジェクト「Reform(リフォーム)」で、プーマの「T7トラックジャケット」とフットボールアーカイブを再解釈したスタイリングを披露した。
プーマはソウルの成寿洞をグローバルトレンド拡散の前線かつテストベッドと位置づけている。
イ氏は、ソウルはもはやアジアのみで注目される都市ではなく、K-POPやKカルチャーの広がりによって世界的に注目度が上がっているとし、『スニーカーボックス』がソウルでどう機能するかをプーマのグローバル本社が注視していると述べた。
成寿洞を選んだ理由については、成寿は外国人だけでなく韓国人も多く訪れる地域であり、目指したのは大型店ではないと説明した。細かく区切られた中で自分たちの世界観を示せて、消費者がオープンな気持ちで来られる空間を求めた結果、この場所での出店を決めたという。
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