大学祭の華、人気アーティストが集結!

ジャン・ユジン | 2026.05.08

\"グループ・ライズとNCTウィッシュの写真\"
グループライジ、NCTウィッシュ。(出所=ライジ、NCTウィッシュ公式インスタグラムキャプチャ)

大学キャンパスは祭りシーズンの到来で活気づいている。祭りシーズンが本格化したからだ。

SNSやオンラインコミュニティには各大学の祭りラインナップを整理した投稿が瞬く間に拡散し、学生が撮影した祝賀公演のステージ映像も高い再生回数を稼いでいる。

近年、大学祭の花形はやはり人気歌手の公演だ。学生の間では「今年はラインナップが当たりだ」と称賛する声から、「学生会費はどこに使ったのか」という不満まで多様な反応が出るため、主催側は出演者のブッキングに血眼になる。

実際、大学祭は単なる学内行事の枠を超え、話題性競争の様相を帯びている。どの学校にどのアイドルが来るのか、誰がより“強力な”ラインナップを組めるのかが祭りの成功を左右する重要要素になっているのだ。

祭りの規模と関心が高まるにつれて、その裏にある悩みも膨らんでいる。在学生と外部の観覧者が入り混じることで生じる混雑から、うなぎ登りの出演料を巡る論争まで、大学祭をめぐる雑音は毎年繰り返されている

\"公演の様子(ゲッティイメージバンク)\"
(ゲッティイメージバンク)

盛り上がる祭りシーズン…大学祭のスケジュール総覧

先日、ミョンジ大学人文キャンパスでは6日に祭りの幕が上がった。この日はカーダガーデン、キキ、アットハートが公演し会場を盛り上げた。7日にはCNBLUEの実力派、クォン・ジナ、チューネックスが登場する。最終日の8日にはビビ、メイディン、サイがステージを飾る。

同時期に開かれるホソ大学の祭りにはキックフリップ、YB(ユン・ドヒョン・バンド)、エイピンク、キッドミリー、N.Flying、キキ、極東アジアタイガーズ、ユニスなどが出演する。朝鮮大学の祭りにはクラッシュ、ヘイズ、ビビ、トリプルS、N.Flying、チャンナビ、キキ、KC、リドールらが名を連ねた。

6〜7日に開催されるウソン大学の祭りには10CM、プロミスナイン、ダイナミックデュオが参加する。同じ期間のダンクク大学(天安キャンパス)にはサイ、ビッグナティ、プロミスナイン、キキ、ダイナミックデュオ、ベイビードンクライ、ギュビンらが出演する予定だ。

ソウル大学は12〜14日に春祭ルミネスを開催し、ヨンパシ、Can't Be Blue、Sei My Name、Now I'm Young、トリプルS、NCTウィッシュなどがステージに立つ見込みだ。

ガチョン大学は水鉄砲イベントを加えて早い暑さを吹き飛ばす計画で、13日に行われるガチョン・ウォーターフェスティバルにはサイ、パク・ジェボム、ボイネクストドア、チュ、ロングショット、ハイキーらが出演する。13〜15日の弘益大学祭ではドラゴンポニー、ダイナミックデュオ、コルティス、ペク・イェリン、N.Flying、ウ・ウォンジェ、ロコ、グレイ、プロミスナインら、シンガーソングライターからアイドル、ラッパーまで総出動する。

同期間の西江大学祭にはライズ、Now I'm Young、キム・ハオン、ビビ、チェ・イェナ、カラが出演する。徳成女子大学ではイーズナとイ・チェヨン、チェリーフィルター、チェ・ユリ、ソンミ、キキ、アットハートらがステージを展開する。崇実大学はギリボイ、アイルリット、ハンロロ、ライズ、サイ、LE SSERAFIMなどを予告している。延世大学の祭りはQWER、ファサ、カラ、FTISLAND、ビ、ボイネクストドア、アルファドライブワンら多彩な顔ぶれで注目を集めた。

慶北大学は20〜22日に開催する祭りのラインナップとしてNCTウィッシュ、ジコ、イ・ヨンジ、ソンミ、クォン・ウンビを発表した。世宗大学はアイルリット、LE SSERAFIM、Hats to Hats、サイ、ハンロロ、TOURS、N.Flying、I DITなど、歌謡授賞式を思わせる顔ぶれを予告している。ソウル市立大学、中央大学、高麗大学、建国大学、漢陽大学など今月祭りを開く大学も、総学生会の公式SNSを通じて順次ラインナップを公開する予定だ。

\"会場の様子(ゲッティイメージバンク)\"
(ゲッティイメージバンク)

構成員認証の導入を…学生証の貸し借りから代理チケット販売まで

中間試験が終わり祭り熱は一段と高まる見込みだが、早くも懸念される盲点も浮上している。

各公演が即完売するような大衆歌手から堅実なファンダムを持つアイドルまで人気タレントが総出演するため、大学祭への注目度は高い。だが、いわゆる「大砲カメラ」で彼らの写真や映像を狙うホームマ(ホームページマスター)や代行カメラマン(有償で撮影を請け負う者)らが現場に押し寄せ、会場が一層混雑するとの指摘がある。

公演現場をめぐる混雑や撮影を巡る軋轢は、これまでも公開イベントで問題視されてきた。野球場でも同様の騒動が起きたことがある。アイドルの祝賀ステージの撮影を目当てに人が押し寄せ、野球観戦を妨げたり、撮影を止める現場スタッフに乱暴を働いて問題になった事例が典型的だ。

大学祭の現場にも大型カメラを携えた外部の撮影者が出入りし、在学生からは不満が噴出している。観覧の妨げになるだけでなく、在学生より外部の割合が高いという声が上がっている。

こうした事情から、最近では多くの大学祭で観覧区域を分ける対応が取られている。大きく学校構成員と外部来場者に区分し、長年人気のある祭りや著名歌手を呼ぶ祭りでは大学構成員や同伴者のみ入場を許可するなど厳格に運用するケースもある。

入場時には学生証やモバイル学生証、モバイル図書館情報などで大学構成員であることを確認するのが大半だが、その際に「認証ツール」取引が活発化している。

7日現在、X(旧ツイッター)には大学祭の入場用学生証や身分証の貸与を募集する投稿が出ており、最低5万ウォンから多いものは30万ウォン以上といった価格帯が提示されている。ある投稿では「30万ウォン以上の価格を提示せよ」と明記され、注目を集めた。

ただし、住民登録証などの身分証は国家が個人を識別するために発行する「公文書」だ。他人の身分証を不正に使用すれば住民登録法などに基づく処罰の対象となる。実際、崇実大学は昨年の祭り期間に身分証の不正使用を摘発し、関係する学生と外部者を刑事処分した。

取引は身分証だけにとどまらない。在学生と同伴者の入場が認められる場合、同伴者席が売買され、チケットの事前予約がプラットフォームで行われるケースでは代行購入の手数料もやり取りされる。コンサートさながらに転売や不正予約が横行している状況だ。

\"会場と観客の様子(ゲッティイメージバンク)\"
(ゲッティイメージバンク)

出演争奪戦、外注化する運営…祭りの“主”は誰だ

予算面でも懸念は続く。

ソウル市内の主要大学では通常、祭り予算に1億〜3億ウォン程度が充てられるとされる。この資金は学校負担の経費、在学生が納める学生会費、卒業生や周辺商店のスポンサー金で賄われる。トップクラスの芸能人は1組あたり数千万ウォンの出演料を受け取ることがあり、大学の財政難が深刻化する中で出演料は高止まりしている。そうした出費により、学生福祉や奨学金、サークル活動といった実利的な学生支援が後回しにされるとの批判もある。ある大学祭の豪華なラインナップを巡り、ネット上では「論述で稼いだ金をここで燃やしている」といった自嘲的な投稿が広がり、8300件超のリツイートと2万1600件超のいいねを集めた例もある。

祭り運営をあえて外部イベント代行業者に丸投げする大学も増えている。調達庁の国の市場によれば、ウソン大学は今年の祭りの代行業者入札条件に「最上級2チーム」「トップクラス2チーム」のブッキングを明記している。

一方で、大学祭が過度に芸能人中心に流れることで学生の自主性や学校固有の色が薄れているとの懸念も根強い。

ただし、有名アーティストのステージが大学祭の熱気を高める核であることは否定できない。有名アーティストの舞台を自分の学校で観られるという経験は、在学生にとって帰属意識を高める特別な出来事だ

したがって、大学祭の豪華ラインナップ競争は当分続くだろう。しかし同時に、在学生が不便なく祭りを楽しめる環境を整え、大学祭ならではの共同体性と独自の色を守るという難題も突きつけられている。