トランプ大統領、イラン核問題でチャールズ国王と意見一致か?

イ・ウォンユル | 2026.04.30

Translation result[ゲッティイメージズドットコム] 【ヘラルド経済=イ・ウォンユル記者】ドナルド・トランプ米大統領がイランの核兵器保有を阻止すべきだとし、チャールズ3世英国国王も同意したと主張した件について、バッキンガム宮殿は肯定も否定もしない立場を示した。

28日(現地時間)、ホワイトハウスでチャールズ3世のための国賓晩餐会が開かれ、トランプ大統領は「その敵(イラン)が核兵器を持つことを絶対に許さない」と述べ、「チャールズも私と同意しており、私よりさらに強くそう思っている」と語った。

バッキンガム宮殿の報道官はこれについて「国王は核拡散防止という、(英国)政府が長年堅持してきた広く知られた立場を当然念頭に置いている」と説明した。

宮殿は国王がそのように発言したと明言したわけではないが、積極的に否定することもせず、自国政府の非拡散政策を理解しているとの反応を示した形だ。

英紙ガーディアンは、トランプ大統領の発言が王室を気まずい立場に追い込む可能性があると指摘した。英国王室は政治的中立を守ることが鉄則である。ザ・タイムズも、チャールズ3世を中東情勢に巻き込む危険のある発言だと論じた。

ただしBBCは「英国王が中東戦争の混乱に巻き込まれる危険は低いだろう」と評し、「そもそも国王が正確に何と言ったのか分からない。トランプ大統領が信頼できる伝え手とは限らない」とも指摘した。

またBBCは、「(イランの核兵器開発阻止の)政策は主に外交と経済制裁を通じて行われてきたものであり、それを支持するからといって、一部が違法または誤りだとみなす対イラン戦争を支持することを意味するわけではない」と説明した。

出席者によれば、当時同席していたイヴェット・クーパー英外務大臣が、トランプ大統領がその言及をした際に頷く姿勢を示したという。

一方、トランプ大統領は米国を訪問したチャールズ3世を国賓晩餐会で手厚くもてなし、チャールズ国王の米議会での演説を「素晴らしい」と称賛した。トランプは、(野党の)民主党まで起立拍手したと述べ、「私はそんなことをしたことがない。信じられない」と驚きを示した。

米英関係についても「地球上のどの関係にも匹敵しない友情だ」と述べた。

チャールズ3世は挨拶で、トランプ大統領の両親が天から息子の業績を誇らしく見守っているだろうと述べ、ホワイトハウス記者協会晩餐会での銃撃事件の際にトランプ大統領が勇敢に行動したと称えた。

チャールズ国王は「不可欠な同盟を新たにするために米国に来た」と語り、1944年に進水し第二次世界大戦で活躍した英国潜水艦『トランプ号』に掛かっていた鐘を贈呈した。

またチャールズは、トランプ大統領が以前に述べた「第二次大戦中に米国がいなければ欧州諸国は今ごろドイツ語を話していただろう」という発言を引き合いに出し、「敢えて言えば、もし我々がいなければ米国は今フランス語を話しているだろう」と冗談を飛ばした。

会場は笑いに包まれ、トランプ大統領もそれを問題視しない様子だったという。

晩餐会には米国務・国防・財務・商務省など主要省庁の長官に加え、ジェフ・ベゾス(アマゾン創業者)、ティム・クック(アップルCEO)、ジェンソン・ファン(NVIDIA CEO)ら財界人も出席した。