ついに無所属出馬決定!前知事の運命は?

チョン・ホウォン | 2026.05.06

現金封筒ばらまき疑惑 【ヘラルド経済=チョン・ホウォン記者】代行運転手の費用名目で現金をばら撒いたとの疑惑により共に民主党から除名されたキム・グァンヨン全北特別自治道知事が、熟考の末に無所属での出馬を決めた。キム氏は除名、捜査、特別検察による調査という“三重の苦境”を抱えたまま選挙を戦うことになる。

5日、聯合ニュースによれば、キム氏側は「7日午前10時に全北道議会で無所属出馬の記者会見を開く」と発表した。当初は道庁前の芝生広場で会見を開く予定だったが、内部協議の末に会場を変更したという。キム氏は会見で出馬の表明とともに公約も示す見込みだ。

キム氏の独自路線は既に想定された展開だった。4日に道庁で開いた記者懇談会で、チョン・チョンレ共に民主党党代表の横暴や道民軽視に対する怒りがあると党指導部を正面から批判し、「今回の選挙過程で必ず道知事を自分の手で選ぶという要求がある」と述べ、無所属出馬に強い姿勢を示した。

キム氏は6日、全北選管を訪れて予備候補として登録する予定だ。地方自治法に基づき候補登録時に職務は停止されるが、知事の地位自体は保持される。

キム氏側は「無所属出馬の是非を悩んだが、ついに決意を固め選挙戦に入る。本選まで残された時間は多くないので、道民に全北に対する真摯な思いを伝える」と説明した。

政治的資産である民主党の党籍を失ったうえ、司法リスクも横たわる。昨年11月、民主党全北道党の青年委員ら20人余が参加した夕食の席で代行運転手費用として1人当たり2万〜10万ウォンを支給した行為が問題となり、先月1日に党から除名された。全北選管はこの件を調査したうえでキム氏を公職選挙法違反の疑いで告発し、警察も呼び出して捜査を進めている。

さらに、第二次総合特別検察が捜査中の「内乱幇助疑惑」も重大な変数だ。2024年12月3日の非常事態宣言当時、全北道が道庁を閉鎖するなど戒厳軍に協力した疑惑について、イ・ウォンテク共に民主党全北道知事候補が攻勢を強めている。

これに対しキム氏は「特検がこの事件を起訴するなら直ちに政界を引退する」と述べ、自らの政治生命を懸けた決意を示した。無所属出馬という賭けが司法リスクや民主党側の刺客公認といった脅威を乗り越え、再選への道を開けるか注目される。