選挙戦の真実はどこへ?候補者の告発取り下げ

オ・ホンジ記者 | 2026.05.07

オホンジ記者
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【ザパブリック=オホンジ記者】 共に民主党のイ・チャヨン氏(ケサン郡守予備候補)が、ナ・ヨンチャン前ケサン郡守予備候補に対する告発を最終的に取り下げた。

イ氏側は6日のリリースで「対立を収め、本選勝利のためのワンチーム結成」という大局的名分を掲げ、本格的な選挙体制への移行を発表した。

しかし、両候補の和解を見守るケサン地域社会の視線には、失望と混乱が交錯している。

当初イ氏が提起した問題は、単なる感情的対立や駆け引きではなく、公職選挙法上の虚偽事実公表という重い疑義に当たると見られていたからだ。

選挙過程で事実関係を透明にすることは、有権者が適切に判断するための最も基本的な前提である。

だが、今回の告発取り下げにより、選挙戦を沸かせた論争の真偽は結局闇に葬られる形になった。

住民にとっては戸惑いを禁じ得ない。

それほど深刻に指摘されていた虚偽事実流布の疑惑が、「ワンチーム」という大義の下で、明確な事実究明もないままにうやむやにされてしまったからだ。

もし予備選過程で流布した噂が事実でなかったなら、有権者は誤った情報にさらされ続けていたことになる。

逆に、告発そのものがやや性急な措置であったなら、地域の選挙ムードだけが不必要に過熱したと指摘されても免れない。

結果として、有権者はどちらが真実かを確認する「知る権利」を奪われたまま本選を迎えることになった。

党内の統合や和解は選挙において重要な価値だ。しかし、その政治的統合が有権者の知る権利や真実究明より優先されてはならない。

告発取り下げという収束の前に、これまで生じた論争と住民が被った混乱に対する真摯な説明がまずあって然るべきだった。

真実が明らかにされないままの統合の下で投票所へ向かうケサンの有権者の足取りは、重くならざるを得ない。