【ザ・パブリック=オドゥファン記者】 ソウル・龍山区の大型ホテル複合施設、ソウルドラゴンシティが夏の繁忙期を前にルーフトップを前倒しでオープンする。海外旅行の費用負担が増し、都心のホテルで休暇を過ごす需要が高まる中、プールとダイニングを組み合わせた「都心型リゾート」商品で夏の集客を狙う。
ソウルドラゴンシティは15日からルーフトップ空間「カバナシティ」をアーリーオープンすると発表した。カバナシティはスカイキングダムの最上階、34階に位置する夏季限定の空間で、プールと飲食、休憩エリアを一体化し、ホテル内でリゾートの雰囲気を演出する。
ホテル業界では最近、ステイケーション需要に注目が集まっている。航空券や現地滞在費の負担が増えたため、長距離の海外旅行よりも近場の都心ホテルで短期間かつ濃密な休息を取る消費者が増えているからだ。
ソウルドラゴンシティもこの流れを踏まえ、ルーフトップを単なる屋外飲食スペースにとどめず、滞在型のライフスタイル空間として運営する戦略を打ち出した。
運営期間は季節の流れに合わせて三つの区間に分ける。第一は5月15日から6月18日までのアーリーサマーシーズンで、この期間は毎週水曜から土曜の15時30分から22時まで営業する。プールよりもルーフトップダイニングに重点を置き、都心の眺望を背景にビールと合わせて楽しめる「ルーフトップチキンホフセット」を看板メニューに据える。
本格的な繁忙期であるサマーシーズンは6月19日から8月23日まで。ここから営業時間を毎日11時から22時に拡大し、プールを正式に開放する。昼はウェルカムドリンク付きのルーフトップランチセットを提供し、夜はプールサイドBBQプレートやルーフトップダイニングのメニューを展開する。
8月24日から9月20日まではレイトサマーシーズンとして運営し、水曜から日曜の11時から22時まで利用できる。昼はサマーシーズンと同様のダイニングパッケージを、夜はルーフトップチキンホフセットを提供する。プール利用も可能で、9月まで夏の雰囲気を引き続き楽しめる。
時間帯ごとに空間の性格を変える設計も特徴だ。11時から16時まではデイラウンジとして運営し、子ども向けメニューや軽食を用意して家族連れの利用を見込む。
18時から20時はサンセットモーメントと位置づけ、ディナーセットやハッピーアワー商品を中心にデートや小規模な集まりを狙う。20時以降はルーフトップダイニングアワーに切り替え、DJラウンジやアルコール、スナックを前面に出して夜景を楽しむ大人層を誘引する。
ソウルドラゴンシティの関係者は「カバナシティは都心で夏の休養地の異国的なムードを体験できるよう企画した滞在型ライフスタイル空間だ」と説明し、「ソウルの美しい風景と印象的な夜景の中で、休息と美食を楽しむ多彩な時間を過ごしてほしい」と述べた。
ソウルドラゴンシティはアコール系列の4つのホテルが集まる複合ホテル団地だ。今回のカバナシティ運営を通じて、客室中心の宿泊需要だけでなく、飲食や集まり、家族連れの外出需要も取り込む計画だ。ホテル業界の夏の競争は客室料金の割引にとどまらず「どんな体験を提供するか」へと移行しており、都心のルーフトップ空間の活用度はさらに高まる見込みだ。