観光業界の未来を切り開く!APECの成果を活かせ

キム・ダニエル | 2026.04.09

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慶尚北道はAPEC首脳会議の成果を基に「POST APEC」観光戦略を本格展開し、地域観光産業の競争力強化を図る。
 
慶尚北道は9日、慶尚北道文化観光公社で観光活性化の現状点検会議を開き、APEC後の観光分野の主要成果を共有し、今後の推進戦略を協議したと発表した。
 
道はAPEC開催で高まった国際的関心や交流の拡大効果を、地域観光産業の成長につなげるために、成果の波及に注力する方針だ。
 
実際、APEC以降の慶尚北道の観光指標は明確に上昇している。2025年第4四半期の慶尚北道訪問者数は前年同期比で17%増、外国人観光客は20%増だった。同期間の慶州市では訪問者数が19%、外国人は30%増加した。
 
これを受け、道は中華圏や日本、東南アジア、米州など地域別にカスタマイズした戦略で外国人観光客の誘致を強化する計画だ。特にグローバルなオンライン旅行プラットフォーム企業Trip.com Groupと連携し、観光商品のプロモーションと販売を強化、APECのレガシーやユネスコ文化遺産、グルメを組み合わせた特化商品を投入する予定だ。
 
国内需要拡大に向けては、首都圏を中心に「慶尚北道観光フェスタ」など戦略的なロードマーケティングを展開する。
 
MICE産業の活性化も重要課題だ。慶尚北道はファベク(화백)コンベンションセンター、安東国際コンベンションセンター、グミコの3拠点を基盤に国際会議誘致力を高めており、今後ポハン国際展示コンベンションセンター(POEX)の開館も控えている。
 
来る5月にはポハンと慶州でアジア・太平洋観光協会(PATA)年次総会が開催され、10月には慶州で「世界慶州フォーラム」が開かれるなど、大型国際イベントが相次ぐ予定だ。
 
道は国際会議誘致支援やユニークベニューへのインセンティブ提供を通じて、高付加価値の観光産業へと育成する方針だ。
 
観光受け入れ態勢の改善も継続して進める。APEC準備の過程で飲食・宿泊業者342軒の施設改善を支援し、観光従事者約1600人に対してサービス研修を実施した。
 
今年は子ども向けの便宜施設充実など観光サービス環境の改善をさらに拡大し、ぼったくり料金撲滅キャンペーンも並行して展開する計画だ。
 
Kコンテンツを基盤とした観光競争力の強化にも拍車をかける。体験型コンテンツやメディアアート、夜間景観の改善事業を拡充し、金泉のキンパ祭りやグミのラーメン祭りなど地域特化型のコンテンツを優良な祭りに育て、観光客の流入を促す構想だ。
 
これと並行して、東海岸圏、北部圏、南西部圏といった地域別の特化観光ベルトの構築も推進する。東海中部線の開通やポハン-ヨンドク高速道路、ウルルン空港など交通インフラの拡充を基盤に滞在型観光を拡大し、鉄道観光の活性化事業も進める計画だ。
 
ファン・ミョンソク 慶尚北道知事権限代行は「APECの成果をPOST APEC事業として持続・拡大することが重要な時点だ」と述べ、「慶尚北道独自のコンテンツとマーケティング戦略で国内外の観光客誘致を拡大し、観光産業の飛躍を導く」と語った。