
▲ドナルド・トランプ米大統領(写真=ロイター/聯合)
ドナルド・トランプ米大統領がイランと対話を行ったとの言及を受け、世界の金融市場が瞬時に動揺した。米ニューヨーク株式市場の主要3指数が急騰し、国際原油は急速に100ドル(約1万5,924円)を割り込んだ。
トランプ大統領は23日(現地時間)、自身のソーシャルメディア「トゥルースソーシャル」に「米国とイランが過去2日間、中東地域の敵対行為を完全かつ全面的に解消するために非常に有益で生産的な対話を行ったことをお伝えできて嬉しい」と投稿し、「深く、詳細で建設的な対話に基づき、イランの発電所とエネルギーインフラに対するすべての軍事的攻撃を5日間猶予するよう国防省に指示した」と記した。
トランプ大統領は続けて、対話は今週中続き、イラン側との会談や交渉の結果次第で軍事行動の再開の可否が決まると付け加えた。
今回の発言は、イランに48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければ発電所を壊滅させると警告した直後のものであり、中東での戦闘拡大への懸念から世界の金融市場が激しく動いたことを受けたものとみられる。
インベスティングドットコムによれば、トランプ大統領の発言が伝わるや否や、ニューヨークの主要3指数は2%超上昇した。ブレント原油は1バレル当たり108ドル(約1万7,198円)の水準から瞬時に91.89ドル(約1万4,633円)まで急落し、ウォン/ドル為替は夜間取引で1ドル=1486ウォン(約157円)まで下落した(ウォン高)。
ただし、イランの半官営タスニム通信は現在イランと米国の間にいかなる対話もないと報じ、今回の投稿を「心理戦」だと主張した。
イラン司法府系のミジャン通信も外務省筋を引用して「米大統領の発言は、エネルギー価格を下げ、軍事作戦を実行する時間を稼ごうとする試みの一環だ」と報じた。続いて「緊張緩和のための地域諸国からの提案があるのは事実だが、我々の答えは明確だ。われわれはこの戦争を始めておらず、仲介の要請は米国に向けられるべきだ」と強調した。
こうしたイラン側メディアの一斉否定を受けて、株式市場は上昇分を一部取り戻し、国際原油は下げ幅をわずかに縮小した。この日午後9時38分時点で、ダウ・ジョーンズ工業平均先物は+1.68%、S&P500先物は+1.56%、ナスダック100先物は+1.51%といった上昇を示している。
ブレントは1バレル当たり99.43ドル(約1万5,833円)まで小幅に反発し、ウォン/ドルは夜間取引で1ドル=1490.78ウォン(約158円)を示している。
パク・ソンジュン記者 mediapark@ekn.kr