イラン最高指導者アヤトラ・セイエド・モズタバ・ハメネイは18日(現地時間)、イラン軍の日に際して強硬なメッセージを発した。「勇敢な海軍が敵に新たな苦い敗北を与える準備ができている」と述べた。 同声明でモズタバは「イランのドローンが米国とシオニストの犯罪者(イスラエル)に稲妻のごとく打撃を与える」と表明した。
イラン軍の日は1979年のイスラム革命直後、初代最高指導者ルホラ・ホメイニが制定した国の記念日だ。毎年この時期、首都テヘランのホメイニ霊廟前で大規模な閲兵式が行われ、ペルシャ湾やオマーン湾では海軍の閲兵が実施される。今年は最高指導者の書面メッセージに重みが置かれた。
彼が陸軍や空軍ではなく「海軍」を名指ししたのは、ホルムズ海峡をめぐる最近の攻防と無関係ではないとの見方がある。
先にアッバス・アラキチ外相が前日、X(旧Twitter)でホルムズ海峡の封鎖を一時解除すると表明した。これに対しドナルド・トランプ米大統領は「イランが米国の条件を受け入れた」との趣旨の発言をしたが、イラン軍部は直ちに「米国の海上封鎖が維持される限り、海峡の通行を再び制御する」と反論した。
米国との第2次協議開催の可能性が取り沙汰される局面で、外相の発表が「イランの先行譲歩」と受け取られないよう、最高指導者が軍部の基調を支持したと解釈される。
モズタバは声明で過去のパーレビ王朝を「腐敗した圧制体制」と断じ、「イスラム革命の勝利がイラン軍の分岐点となり、『弱さの時代』を終わらせ、軍を国民の懐に戻した」と主張した。続けて「軍は米国やパーレビ残党、分離主義者らの邪悪な計画に対抗する物語を作り上げた。過去二度の強いられた戦争のときと同様、強固な宗教的・国民的支持を背景に祖国の領土と旗を勇敢に守っている」と鼓舞した。
モズタバは先月9日、父アヤトラ・アリ・ハメネイの後任として最高指導者に選出されて以降、声や映像を一度も公開していない。この日のメッセージも事務所のテレグラムチャンネルと国営メディアを通じて書面のみで発表された。
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