国会の財政経済企画委員会は20日、シン・ヒョンソン韓国銀行総裁候補に関する人事聴聞の経過報告書を採択した。財経委はこの日午後2時に開かれた全体会議で可決した。
これにより、空白なく新任の韓銀総裁が就任する見込みだ。
二度の不発を経て採択
財経委は15日にシン候補への人事聴聞を実施した。しかし、シン候補の子の国籍問題の指摘などを受け、聴聞会当日の報告書採択は見送られた。その後の17日の会合でも採択は見送られた。
韓銀総裁候補への人事聴聞の経過報告書が聴聞会当日に採択されなかったのは、2014年の制度導入以来初めてだ。
この日、財経委員長の国民の力所属イム・イジャ議員は、内外の経済状況が厳しいため韓銀総裁という職に空白があってはならないという点で多くの委員が共感していると述べた。続けて、子に関する論争も報告書に記載すると付け加えた。
韓銀総裁は国会の人事聴聞を経て大統領が任命する。
「バランスの取れた金融政策」予告
シン・ヒョンソン韓銀総裁候補は国際金融分野の代表的な専門家と評価されている。
1959年生まれ。英国オックスフォード大学で政治経済学と哲学を専攻し、同大学で経済学の修士・博士号を取得した。オックスフォード大学教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)教授、米プリンストン大学経済学科教授を歴任した。国際通貨基金(IMF)の在勤研究者やニューヨーク連邦準備銀行の諮問委員を務めたこともある。かつて青瓦台の国際経済補佐官も務めた。2014年からは国際決済銀行(BIS)で経済顧問兼調査局長、その後通貨経済局長を務めた。
シン候補は3月22日の公式な韓銀総裁候補指名の所感で、物価、成長、金融安定を踏まえた均衡の取れた金融政策をどのように運営していくかを考えると述べた。
一方、前任のイ・チャンヨン総裁の任期はこの日で終了し、退任式が行われた。シン候補は新総裁として21日に就任する予定だ。