【ジョイニュース24 キム・ヤンス記者】 9日、東京ドームで行われたWBCグループリーグの韓国対オーストラリア戦で、韓国代表は7対2で勝利し、17年ぶりに準々決勝進出を決めた。韓国は得点力の発揮と失点の抑制を同時に求められる局面で試合を進め、最後の場面は中堅方向に上がった外野フライになった。イ・ジョンフが落下地点を正確に読み取り捕球して最後のアウトを取った。その瞬間、韓国の準々決勝進出が確定し、このキャッチは単なる守備を超え、17年の待望を締めくくった象徴的な場面として刻まれた。

選手たちは最後のアウトと同時にグラウンドへ飛び出し、互いに抱き合って歓声を上げ、あちこちで涙があふれた。韓国代表のユニフォームに身を包んだ選手たちが一斉に飛び出す瞬間、そこには幾重もの波が同時に起こった。胸を斜めに走る「Korea」の文字の波、風に揺れるユニフォームの波、東京ドームを満たす歓声の波、そして長い緊張の末に溢れ出した涙の波。その光景は単なる勝利の瞬間を超え、グラウンド全体が一つの感情で覆われた感動的な場面だった。
前シーズンのユニフォームとは異なり、胸を横切る斜めの「Korea」レタリングは選手の動きと一体になり、単なるチーム名以上にチームのアイデンティティを示すデザインになっている。ディープブルーのジャージ、ホワイトのパンツ、レッドのトリムという配色は太極旗の色合いを自然に取り入れ、韓国代表の象徴性を強める。伝統的なクラシックベースボールルックにレトロなベースボール美学を加えたこのユニフォームは、懐古的でありながら洗練され、シンプルでありながら強い象徴性を持つデザインだ。
近頃、ファッション界でよく耳にする言葉がある。ベースボールコア(Baseballcore)。野球スタイルを日常のファッションとして取り入れるトレンドだ。オーバーサイズのベースボールジャージ(Oversized baseball jersey)、スナップバック(Snapback)やベースボールキャップ(Ball cap)、伝統的なピンストライプのユニフォーム(Pinstripe uniform)、バーシティジャケット(Varsity jacket)まで――野球場で見かけたアイテムが街へと出てきた。ストリートファッションではこれを「ジャージ as ストリートウェア(Jersey as streetwear)」、つまり競技用ユニフォームが日常着になる流れと表現する。ナイキ(Nike)とMLBのコラボやストリートブランドのジャージデザイン、グローバルスターのステージ衣装などの影響もあり、野球服はスポーツユニフォームを超えて一種の文化になっている。
ここでスナップバックがキャップの天頂部が平らな形状であるのに対し、ボールキャップはクラウン(Crown)が丸く曲線を描くのが特徴だ。顔を自然に包み込む形状のため顔を小さく見せる効果があり、多くの人に好まれるファッションアイテムでもある。スナップバックという名称は、帽子後部のプラスチックスナップボタン(press studs)をカチッと合わせてサイズを調整する構造に由来する。
もう一つ外せないアイテムがバーシティジャケットだ。レターマンジャケット(Letterman jacket)とも呼ばれるこのジャケットは、1860年代の米国で高校生や大学生のスポーツ精神と校の誇りを象徴する服として始まった。革製の袖とウール製の胴体、胸中央に大きく入る学校やチームのレター(letter)がデザインの核だ。本来は学生アスリートに与えられた象徴的なジャケットだったが、時を経てファッションアイテムとして定着し、現在ではスポーティさとレトロ感が融合した典型的なストリートスタイルとして再評価されている。
ファッション英語にも面白い表現がある。throw on a cap。帽子をさっと被るという意味で、特に気取っていないように見えて実はスタイルを完成させる最も簡単な方法の一つだ。もう一つの表現、cap off the look。帽子が全体のスタイルを締める、完結させるという意味だ。興味深いのは、こうした野球由来のスタイルがもはや球場内にとどまらない点だ。ジャージやボールキャップ、バーシティジャケットといったアイテムはいつの間にか街のファッションとなり、球場の感性とスタイルは日常の装いの中でも自然に生き続けている。
14日午前、WBCの準々決勝。東京ドームのグラウンドで韓国代表は再びディープブルーのジャージをまとい、新たな場面を描く準備を整えている。残るのはただ一つだ。Cap off the next chapter.(次の章もかっこよく締めくくろう)

◇ チョ・スジン所長はベストセラー『ファッション X English』の著者で、韓国内でも屈指の英語教育専門家の一人とされる。特にファッションと英語を融合させる新たな試みで英語教育界に大きな話題を呼んだ。ペンシルベニア大学(UPENN)で教育学修士を、ストックホルム経済大学(SSE)でMBAを取得し、(株)イルミフードの代表取締役と「チョ・スジン英語研究所」所長を務めている。