最近の旅行需要は、従来の人気都市中心の傾向から離れ、隠れた地域の魅力を掘り起こして体験する方向へと変化している。こうした旅行の分散化トレンドはインバウンドと韓国国内の双方で共通して観察され、この需要は今後も拡大すると見られる。
グローバル旅行プラットフォーム「トリップドットコム」の5月1日〜5日のデータでは、韓国国内の旅行者は蔚山(158.5%)、光州(96%)、浦項(95%)、群山(80%)、保寧(75%)、統営(58%)など地方の中小都市を選ぶ傾向が際立った。特に浦項は内外の旅行者から高い支持を受け、今回の連休で最も注目される成長旅行地として急浮上した。
韓国人の海外旅行は連休が短いという特性に合わせて日本、中国など近距離の国に需要が集中する傾向を示した。同時にモンゴルなど新たな近距離目的地が注目され、旅行先の幅が広がっている。
同期間、海外発韓国行きの航空券予約は昨年同期比で36%増加した。国別では中国からの予約が最も多く、日本、ベトナム、シンガポール、タイの順で韓国行きの予約が多いと集計された。これは中国の労働節や日本のゴールデンウィークなどアジア主要国の連休が重なり、韓国旅行への需要が全体的に拡大したことが背景と考えられる。
特に日本と中国の旅行者が選んだ韓国の目的地の1位は、韓流のメッカであるソウルで、シンガポールやタイでもソウルが上位に入っていた。韓国旅行の人気が全般的に高まる中、ソウルや釜山といった既存の人気エリアを超えて地域観光都市への需要が急速に広がっている様子が見て取れる。
ホテル予約データの分析では、伝統的に強いソウル、釜山、済州の予約率が最も高かったが、成長率では地域都市が圧倒的だった。浦項(180%)を筆頭に大邱(167%)、西帰浦(151%)、安東(135%)などが高い予約増加率を記録し、地域を基盤とした旅行の加速が裏付けられた。