映画『王と暮らす男』の舞台、感動の地・英月を巡る旅!

特集部 | 2026.03.11

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引用:報道資料
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映画『王と生きる男』が観客1000万人を突破し人気を博している中、撮影地である韓国・江原道ヨンウォル郡が全国的に注目を集めている。スクリーンの感動と、2025年の「文化都市」としての底力が重なり、最もホットな観光地として浮上している。

◆17歳の少年に宿る恨(ハン)、700里の道

映画の感動を全身で味わいたければ、ヨンウォル郡が整備した「端宗(ダンジョン)流刑路」に注目してほしい。この道は1457年(世祖3年)6月、漢陽を発った端宗がヨンウォルに入り、青霊浦に至るまでの実際の移動経路を考証して復元したトレイルだ。総距離は約43kmに及び、「通哭の道」「忠節の道」「人倫の道」という三つのテーマに分かれて旅人を迎える。流刑の一行がヨンウォルの地に初めて入った「ソルチゴゲ」は松がうっそうと茂る峠で、幼い王の悲痛な心情が漂い、「通哭の道」の出発点となる。続く「御飲亭」は端宗が喉を潤した井戸跡と伝えられる。最も険しい区間とされる「君登峙」は、端宗が登るのに苦しんだため、護送の役人が「君が登る峠」と名づけたという伝説が残る。曲がりくねった山道を越えて到達する「拜日峙」では旅人の足が自然と止まる。ここは端宗が沈みゆく太陽を見つめ、成三文ら自分のために死んでいった臣下たちの姿を思い出して駕籠から降り礼を尽くした峠とされ、現在はうつ伏せに拝礼する端宗の像が立っていて、訪れる者の胸を締めつける。

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◆松林に閉ざされた幼王の孤独

流刑路の終点であり映画の主舞台でもある名勝・青霊浦は、ヨンウォル旅行の白眉だ。三方が西江に囲まれ、背後は険しい六六峰の断崖が立ちふさがるため、舟に乗らなければ外界へ出られない天然の隔離地とされる。観客は船で青霊浦に上陸することで、映画の端宗が感じた孤立感を体感できる。鬱蒼とした松林の中央には、端宗が滞在した瓦屋根の家「端宗御所」が復元されている。その周囲には樹齢600年を超える天然記念物・観音松がそびえる。高さ30mに達するこの巨松は、流刑期に端宗が裂けた枝の間に腰かけて憂いを癒したと伝えられる。端宗の惨めな姿を「見る(觀)」と、嗚咽の声を「聞く(音)」という意味で名付けられたという。森を抜け急な崖の「老山台」に登れば、漢陽の方角を見つめ哀しみに沈む幼王の後ろ姿が思い浮かび、その下には妻を思って積んだという石塔「望郷塔」が残っており、映画の余韻を深める。

引用:写真
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◆死を超えた忠義、世界遺産「莊陵」

端宗の陵である莊陵は、映画後半でユ・ヘジン演じる厳興道(オム・フンド)の命をかけた忠節が刻まれた場所だ。伝承によれば、1457年に端宗が観風軒で崩御した際、その遺体は川に捨てられ、遺体を拾う者は三族を滅ぼすという世祖の厳命のもと誰も手を差し伸べられなかった。—世祖実録は端宗が自ら命を絶ったと記し、礼を尽くして葬られたと記録する—その時、ヨンウォルの保長であったオム・フンドが「善を為して禍を被るならそれを甘んじて受けよう(為善被禍 吾所甘心)」と語り、密かに遺体を収め現在の地に祀ったという。莊陵はユネスコの朝鮮王陵のうち唯一江原道に位置し、王陵とともに忠臣オム・フンドを称える正廬閣が残されている点に特別な意義がある。映画のヒット後、莊陵には「端宗兄さん、映画を見てすぐ思い出してここまで来た…今は本当に幸せでいてほしい」「ホンウィよ、そこでどうか幸せにいてねㅜㅜ」といった追悼メッセージを残そうとする来訪者の足がオンライン・オフラインで絶えない。

引用:写真
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◆最後の息吹を宿す「観風軒」と「子規楼」

青霊浦で洪水が発生すると、端宗はヨンウォルの街中にある客舎「観風軒」に移り、ここは端宗の生涯最後の悲劇が刻まれた場所だ。映画を観た者なら必ず足を運ぶべき場所が観風軒である。1457年10月、世祖の命を受けた金部都事ワン・バンヨンが毒薬を携えてやって来たのがここで、映画のクライマックスでもあるこの場面で端宗はついに命を落とす。観風軒は朝鮮時代の官衙建築のうち稀に当時の原型をよく保っており、現在は普徳寺(ボドクサ)の布教堂として使われており、誰でも静粛な気持ちで見学できる。観風軒の東に位置する楼閣「子規楼」も見逃せない。もともと世宗10年(1428)にヨンウォル郡守シン・スクグンが建てた「梅竹楼」と呼ばれていたこの楼閣は、端宗が滞在することで名を変えた。端宗はしばしばこの楼に上がり、自らの境遇を血を吐くように嘆くホトトギス(子規)に例えて詩を詠んだ。

一羽の恨めしい鳥が宮中を出て (一自寃禽出帝宮)

孤独な身、ただ一つの影が青き山中をさまよう (孤身隻影碧山中)

(中略)

天は耳が聞こえないゆえ悲しき訴えを聞かず (天聾尙未聞哀訴)

なぜ僕の耳だけが孤独にそれを聞くのか (何乃愁人耳獨聽)

-端宗の「子規詩」より

引用:報道資料
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幼い王の血のにじむ叫びが込められたこの詩が世に知られるようになって以降、人々はこの楼閣を「子規楼」と呼び直すようになったという。

引用:報道資料
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ヨンウォルは映画の感動を体感できる最適の旅先だ。端宗の流刑地である青霊浦やその墓所である莊陵をゆっくり巡り、歴史の息遣いを感じつつ、美しい自然と悲運の歴史が溶け合うヨンウォルならではの魅力を味わってほしい。映画が伝えた重い余韻を抱えて出発するヨンウォルの旅は、早春に忘れがたい深い余韻を残すだろう。

江原日報 オ・ソッキ記者