市民参加で生まれ変わる!行宮洞の壁画再生

ジャン・ソン 기자 | 2026.05.10

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▲ 9日、スウォンの行宮洞の壁画通りでパク・ウンシン(左)作家、イ・ユンスク作家の姿。 /チャン・ソン記者 now482@incheonilbo.com
▲ 9日、スウォンの行宮洞の壁画通りでパク・ウンシン(左)作家、イ・ユンスク作家の姿。 /チャン・ソン記者 now482@incheonilbo.com

スウォンの行宮洞の壁画通りが再び色を取り戻している。古い路地の塀が観光客の筆先に触れ、新たな風景としてよみがえっているのだ。単なる壁画の補修ではない。市民が直接参加する芸術行為が都市の記憶を甦らせ、共同体意識を回復する都市再生の実験につながっている。

イ・ユンスク作家とパク・ウンシン作家は、京畿ドリーム都市再生事業の一環として、4日から行宮洞の壁画再生作業を進めている。

今回の作業は既存の壁画を塗り重ねるだけにとどまらない。行宮洞を訪れた観光客や市民が誰でも直接絵を描けるよう現場を開放した点で、従来の公共美術とは一線を画している。

▲ 釜山から来た母娘の観光客がイ・ユンスク作家の説明を聞きながら壁画描きに参加している。 /チャン・ソン記者 now482@incheonilbo.com
▲ 釜山から来た母娘の観光客がイ・ユンスク作家の説明を聞きながら壁画描きに参加している。 /チャン・ソン記者 now482@incheonilbo.com

9日、行宮洞の壁画作業現場には釜山から訪れた母娘や龍仁の小学生の家族、ソウルから来た50代の女性グループまで、多様な市民が参加した。市民たちは壁面の一角に桃の花一輪を描き加え、路地の芸術の一部となった。

釜山からスウォンを訪れたある観光客は、「スウォンの壁画通りが有名で来たが、自分で壁画を描けてとても幸せだった」と語った。

▲ 龍仁から行宮洞を訪れた小学生が壁画を描くと、親がその様子を写真に収めている。 /チャン・ソン記者 now482@incheonilbo.com
▲ 龍仁から行宮洞を訪れた小学生が壁画を描くと、親がその様子を写真に収めている。 /チャン・ソン記者 now482@incheonilbo.com

行宮洞の壁画村はかつて全国的な都市再生の事例として注目を集めた場所だった。しかし時間の経過とともに色あせ、一部の壁画は損傷し、維持・管理の問題が継続的に指摘されてきた。今回のプロジェクトは老朽化した壁画を復元するだけでなく、「参加型芸術」を通じて空間に再び生命力を吹き込んでいる点で意義がある。

都市社会学の観点からも今回の取り組みは象徴性が大きい。従来の都市再生が施設整備や観光インフラの整備に重点を置いていたのに対し、行宮洞の壁画再生は市民参加そのものをコンテンツへ転換した点が特徴だ。観覧者はもはや消費者ではない。路地の風景を共に作る創造者となった。

これは近年の都市再生で強調される「関係回復型の再生」とも通じる考え方だ。古い建物を新たに建てる開発論ではなく、人と場所の記憶をつなげる手法である。壁画一枚には都市の時間、住民の暮らし、訪問者の体験が重層的に染み込んでいる。

特に行宮洞は水原華城に接する歴史文化圏であり、単なる商業観光地以上の意味を持つ。古い住宅街と芸術空間、若い起業者の店が共存する行宮洞特有の感性は壁画芸術と結びつき、独特の都市美学を形成してきた。

今回の壁画再生は色あせた塀を復元するだけではない。人の痕跡が失われていた路地に再び温もりを与えるプロセスに近い。観光客が残した小さな筆致ひとつが都市の風景を変え、その記憶は行宮洞の時間として蓄積されていく。

行宮洞の壁画通りは今もゆっくりと描き直されている。壁はもはや眺める対象ではなく、市民が共に仕上げる生きたキャンバスとなっている。

/チャン・ソン記者 now482@incheonilbo.com