【アジアタイムズ 釜山・慶南取材本部=ユン・ヨソプ記者】通営市は、地域と深い結びつきを築く関係人口の拡大を目的に推進している「今年の通営はどうですか?(通営に住んでみる)」事業が参加者の強い支持を受け、順調に進行している。
3月末に今年の事業の第一弾として実施された「クラシックと3泊4日」プログラムは、通営国際音楽祭と連携した格調ある日程で参加者の高い評価を受け、全体事業の好調な滑り出しを示した。
4月28日から5月1日まで行われた「螺鈿漆器と3泊4日」プログラムも、通営の伝統工芸を深く体験する機会を提供し、成功裏に終了した。
現在実施中の「ワーケーション型」プログラムは4月から7月までの長期滞在方式で運営され、2名の若手作家とフリーランスが通営に滞在して仕事と日常を両立している。彼らはSNSや紀行文を通じて通営の美しい作業環境をリアルタイムで発信し、「働きやすい都市・通営」というイメージを広めている。
市はこの勢いを受け、初夏の活気を加える後続プログラムの準備を加速している。
5月19日から22日までは第三のテーマ型プログラム「通営ビールと3泊4日」が実施される予定だ。通営のローカルビールと美食文化を組み合わせた今回の企画は、若年層の感性に訴える多彩な体験で構成される見込みである。
特に7月15日から8月15日までの1か月間は「ワーキングホリデー型」プログラムが運営される。夏の繁忙期にあわせ、地域内の宿泊業の手伝いと滞在を組み合わせるこのプログラムは、参加者に実務に近い生活体験を提供し、地域の小規模事業者には人手不足の解消機会をもたらし、共生のモデルを示すことが期待される。
「竹島村の別神事」盛況に終了
通営市は9日、한산면の竹島村で住民や観覧客ら80人余りが参加し、「2026竹島村の別神事」を盛況のうちに開催した。
竹島村の別神事は、通営の島嶼地域の中で唯一その系譜を保ってきた伝統行事で、100年以上にわたり 부정굿、용왕굿、널맞이굿、가망·제석굿、선왕굿 といった儀礼を通じて島の安寧と豊漁が祈願されてきた。
特に今年は、子が親に饗宴を献じて感謝を示す「거상놀이(좌호밥상)」を中心に進行し、注目を集めた。これに加え、通営진舞、교방소반놀음舞、民謡など多彩な伝統芸能が調和し、単なる宗教儀礼を超えた交流と和合の場が展開された。
一方で「竹島別神事」は、南海岸地方の漁村に伝わる神事の原型を最もよく保存しており、特有の拍子や構成をもつ口承が残されているため、芸術的価値と保存価値が非常に高い。地域の世襲的な祭祀様式と総合的な芸術的特性が顕著で、民族文化の原型に最も近い伝承芸術として評価されている。